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最後の全米女子オープン。宮里藍が自らメジャー制覇の可能性を分析する

7/13(木) 11:51配信

webスポルティーバ

「小さい頃から、この試合に憧れて、この試合で勝つことを目標としてきた。だからこそ、ここまでアメリカで戦えたのだと思う」

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“最後”の全米女子オープン(7月13日~16日/ニュージャージー州)開幕を控えた宮里藍(32歳)は、仲のいいカリー・ウェブ(42歳/オーストラリア)、アザハラ・ムニョス(29歳/スペイン)らとの練習ラウンドを終えると、感慨深そうにそう語った。

 全米女子オープンは、女子ゴルフ界最高峰の大会だ。この舞台で勝つこと――それが、11年前に世界を目指してアメリカツアー参戦を果たした宮里藍の、最大の目標だった。

「でも、今さらながら(当時は)よくそんなに大きな目標を持つって言えていたな、と思う(笑)」

 宮里藍は当時を思い出して、自嘲気味に笑った。

 過去2年は出場を逃しているが、全米女子オープンには2005年の初出場から計10回参戦。2009年、2011年と2度、6位になったのが最高位だ。過去10度の挑戦を振り返って、宮里藍はこう語った。

「とにかく、いろいろなコースを回ってきたなという感じです。セッティングがあり得ないくらい難しいコースもあったし、とてもフェアなところもあった。天気によってこれだけ違うのかと思ったコースもあって、自分を成長させてくれた試合のひとつです」

 なかでも、宮里藍にとって思い出に残っているのは、2011年大会。コロラド州のブロードムアで行なわれ、同じ沖縄県出身の後輩・宮里美香とともに優勝争いを演じた試合だ。

 第2ラウンドを終えて、首位に立ったのは宮里美香。宮里藍は1打差の2位で追随した。だが、初日から悪天候に見舞われた試合は、大幅にスケジュールが乱れていた。決勝ラウンドに入っても、強風や雷雨によって中断が繰り返され、最終日も上位勢はすべてのラウンドを消化し切れず、戦いの行方は予備日の月曜日まで持ち越された。

 そんな肉体的にも、精神的にもハードな戦いとなり、宮里美香、宮里藍ともに、長丁場となった最終日の第4ラウンドで失速。トップ争いからはやや離されてしまった。それでも、残り5ホールをこなした月曜日も諦めずにプレーし、宮里美香が5位、宮里藍が6位でフィニッシュした。宮里藍が言う。

「(宮里)美香ちゃんと優勝争いをしましたけど、雨が降って、風が吹いて大変な試合だった。メジャーで優勝争いしたのはあれ以来ないので、すごく思い出に残っている。なんとかトップ10フィニッシュできましたけど、『1位はなかなか遠いな』と何度も思った試合でしたね」

 2009年大会に続いて、自身最高位となる6位。メジャー制覇に最も近いところまで迫ることができたが、一方で宮里藍にとっては、メジャー優勝にかける思いが打ち砕かれた大会でもあった。

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