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落車が続出のツール序盤。王者フルームはマイヨ・ジョーヌを守れるか

7/13(木) 17:30配信

webスポルティーバ

 7月1日から23日まで開催されている世界最大の自転車レース「ツール・ド・フランス」は、7月10日に休息日を迎え序盤戦が終了した。休息日前日の第9ステージを終えた段階で総合1位選手に与えられる黄色いリーダージャージー「マイヨ・ジョーヌ」を着用しているのは、3年連続4度目の総合優勝を狙うイギリスのクリストファー・フルーム(チーム・スカイ)。序盤戦は順風満帆のように見えるが、実はここまで波乱続きのレース展開だった。

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 フルームをエースに起用したチーム・スカイにとっては、まさに完璧な滑り出しだった。フルームがもっとも信頼するゲラント・トーマス(イギリス)が初日の個人タイムトライアルを制し、まずはチーム内でトーマスがマイヨ・ジョーヌを獲得する。トーマスは5月に開催されたジロ・デ・イタリアにエースとして起用されながら、ケガで無念の途中リタイア。しかしリハビリを経て復調し、フルームの希望もあって急きょツール・ド・フランスのメンバーに加わった。

 トーマスは4日間マイヨ・ジョーヌを守り続けたが、大会最初の山岳区間となった第5ステージでライバルチームの主力選手とフルームについていけず、総合2位の位置にいたフルームに栄冠のジャージーを譲り渡すことに。それも、チームとしては想定通りだ。

「サルドプレス」と言われるゴール地点のプレスセンターに怒号が飛び交ったのは、7月4日の第4ステージだった。世界チャンピオンのペーター・サガン(スロバキア/ボーラ=ハンスグローエ)がゴールスプリント時の危険走行により、まさかの失格処分を受けたからだ。

 サガンはその前日の第3ステージ、残り1.5kmから激坂となる過酷なステージを制して大会通算8勝目のステージ優勝を挙げたばかり。表彰式にはモトクロス選手が着用するゴーグルを首から提げて、ワガママし放題の「サガンワールド」を演出していた。ここまでして主催者に反感を買わないのかなあと、こちらが心配したほどだ。レース後のインタビューではスプリント王の称号であるポイント賞争いにも名乗りを挙げ、大会タイ記録となる6年連続受賞を目指したいと、ちょっと悪ガキっぽさのある英語で語っていた。

 ところが第4ステージ、混戦のゴール勝負でフェンス際をこじ開けるようにスパートしたマーク・カヴェンディッシュ(イギリス/チーム・ディメンションデータ)に対し、サガンが撥ね除けるようにして接触。バランスを崩したカヴェンディッシュはフェンスに激突して最後の勝負に加われず、翌日はそのケガの影響で出走できなくなった。サガン自身もトップフィニッシュはできなかったが、ゴールから2時間ほど経過した後、大会の競技面を主管する国際自転車競技連合のコミッセール(審判団)がサガンの失格を発表した。

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