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“量産車史上最速”ランボルギーニで雨の鈴鹿を激走! アスリート化するスーパーカーの走り

7/13(木) 12:00配信

日経トレンディネット

 2017年3月にスイスで開催された「ジュネーブモーターショー」で発表され、“ロードカー史上最速”とうたわれるランボルギーニ「ウラカン・ペルフォルマンテ」。3400万円を超えるこのスーパーカーに、小沢コージが雨の鈴鹿で乗った。

【関連画像】ランボルギーニ独自の軽量高剛性素材、「フォージドコンポジット」を前後スポイラーにも採用

●【コンセプト】昔のスーパーカーはボディービルダー的だったはずなのに

 つくづく時代は変わりゆくものです。今やドイツのニュルブルクリンク北コース、つまり全長20km強と超長く、アップダウンも超厳しい世界で最も過酷なサーキットでの量産車最速の座に、イタリアンスーパーカーのランボルギーニ「ウラカン・ペルフォルマンテ」が座る時代が来たなんて!

 しかもタイムがハンパじゃない。アクセル全開区間が何秒も続き、時速200kmオーバーは当たり前の北コースで驚異の6分52秒01! 一時はポルシェ「911」や日産「GT-R」のような日独硬派スポーツが最速を競い、7分台に入るのがやっとだったのに。

 誤解を恐れずに言うなら、昔、1970年代のスーパーカーはわりとハッタリ系でした。本当に速いモデルもあったけど、カッコいいミッドシップスーパーカーは結構インパクト重視。本格的な鋼管パイプフレームボディーの真ん中に、ハイスペックな多気筒エンジンを積んでいても、実際に飛ばすと扱いにくかったり、レースカーとは別物の視認性や操縦性を持っていました。

 いわばマッチョなボディービルダーと、リアルにオリンピックに出るアスリートが似て非なるようなものかもしれません。

 小沢が勝手に断言するならばスーパーカーの本義はオンロードで目立ち、存在感を放つこと! かたやレーシングカーはサーキットでのラップタイムを縮めること! 両者は似て非なる存在で、決して混じり合うことはなかったわけです。

なぜかニュル最速にランボルギーニが輝く時代

 ところが世界の新興富裕層が増加していくと同時に、スーパーカーブランドも「フェラーリ」「ランボルギーニ」「ポルシェ」の老舗系に加えて「マクラーレン」「ケーニグセグ」のような新興系や「アストンマーティン」「ブガッティ」のリバイバル系と増えていき、同時にアスリート化も激化! 

 なかでもインパクト重視だったランボルギーニは、2000年代にドイツのアウディグループ入りしてから大変貌。特にプラットフォームを露骨にアウディ「R8」と共有する、V10ミッドシップマシンの2代目にして2014年登場の「ウラカン」から、エンジンパワーやシャシー性能の高さはもちろん、コントロール性が倍増。

 そして今春、その頂点として生まれたのがウラカン・ペルフォルマンテ。イタリア語で「パフォーマンス」を意味するサブネームをまとった最新モデルなのです。

 ちなみに6分52秒01の驚速タイムは、日産「GT-Rニスモ」やレクサス「LFAニュルブルクリンクパッケージ」、ポルシェ「918スパイダー」を凌駕するどころか、実は狙って出したタイムではなく、突き詰めればもっと縮められたかもしれないとのこと。

 まことに恐ろしい速さですが、なぜかそのクルマにレーシングドライバーでもない小沢が、世界のF1ドライバーが難関と連呼する鈴鹿で、それも豪雨の中で試すことになったというわけなのです(涙)。

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