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HR打つと全勝の広島バティスタ、勝ちに繋がらない巨人村田

7/14(金) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 この選手が打てば勝つ――。どのチームにも、勝利のキーマンやラッキーボーイがいる。2位の阪神に8ゲーム差をつけ、前半戦を折り返した広島で言えば、バティスタが該当するだろう。6月3日、ロッテ戦で代打逆転2ランを打って衝撃的なデビューを果たして以来、これまで本塁打を放った試合は6戦全勝(計7本、1試合2本が1回。記録は7月12日現在。以下同)。

 7月10日のDeNA戦では0対1の7回裏1死二塁の場面に代打で登場すると逆転2ランを放ち、ヒーローインタビューではクレート通訳のたどたどしい日本語で爆笑をさらった。広島では菊池涼介も今季8本塁打を放ち、その試合は全勝(7 勝)している。他に、セ・リーグで5本塁打以上打って“無敗”の選手は、DeNA・桑原将志(9本、7勝0敗)、阪神・福留孝介(7本、7勝0敗)がいる。野球担当記者が話す。

「上位チームは必然的に勝ちに繋がる傾向が強いですが、バティスタや菊池、桑原のようにムードメーカーが打つとチームに勢いが出るという側面もあるかもしれません。広島の新井貴浩も7本塁打で5勝1敗と、やはり高い勝率を誇っています」

 一方でツキのない男もいる。今季、マギーに押し出された格好で控えに回るケースの多くなった巨人の村田修一だ。前半戦最後のヤクルト戦で本塁打を打った試合で、ようやく今季初勝利を収めたが、それまで4連敗を喫していた(1勝4敗)。

 特にスタメンに復帰した6月初旬は運に見放された。6月1日は楽天のエース・則本昂大に先制2ランを浴びせるも、逆転負け。6月2日は7回裏に逆転2ランを放つも、チームが9回に3点のリードを守りきれず、延長で逆転負け。6月3日は0対5の劣勢から満塁弾で1点差に詰め寄るも、チームは追いつけず。いずれも貴重な本塁打にもかかわらず、勝ちに結びつかなかった。ヤクルトのバレンティンも11本塁打をマークしながら、2勝7敗1分となかなか勝ちに恵まれていない。

 ちなみに、村田が巨人に移籍して以降、本塁打がこれほど勝ちに結びつかなかった年はない。2016年が15勝10敗(25本)、2015年が10勝1敗(12本)、2014年が17勝2敗1分(21本)、2013年が18勝5敗(25本)、2012年が11勝1敗(12本)。昨年までの5年間で勝率7割8分9厘とむしろ、「村田が打てば勝つ」という傾向さえあった。

 後半戦、勝利に結びつく本塁打を量産し、チームを引っ張るのは誰か。