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連載再開の『ギャラリーフェイク』、作者が今注目する画家は?

7/14(金) 16:00配信

NEWS ポストセブン

 近年、伊藤若冲などの日本美術や、ピーテル・ブリューゲルの「バベルの塔」など、古今東西の多くの美術作品が注目を集めている。人々がアートに興味を持ったきっかけは様々だろうが、コミックを契機にその面白さを知った、という人も少なくないだろう。

 そうしたアートコミックの代表格が『ギャラリーフェイク』(細野不二彦・作)だ。同作の主人公は、かつて世界的に凄腕キュレーターとして名を馳せ、確かな審美眼と神業の修復技術を持つのに、今は東京でしがない贋作画廊を経営する男・フジタ。その実態は美術品の盗品や横流し品を業界の裏で扱う“闇の美術商”という設定だ。 

 同作は2005年、世界で最も知られた絵画「モナ・リザ」の未公開絵を追うラストで一度完結したが、2012年に人気マンガ家10名が集結した東日本大震災のチャリティ企画「ヒーローズ・カムバック」の第1弾として7年ぶりに復活。被災地でフジタが活躍する社会派な一面が描かれて話題となった。その後も「週刊ビッグコミックスピリッツ」35周年記念の読切企画などで不定期に発表してきたが、そうした中で、同作がなんと連載再開、新章の第1話は7月14日発行の「ビッグコミック」8月増刊号に掲載された。

 作者の細野不二彦氏は連載再開にあたり、次のように語った。 

「『ギャラリーフェイク』という作品はいわばアート業界の“つまみ食い”を楽しんで頂く作品。アートは古今東西とても広い世界で題材が豊富で、漫画家としてはありがたいジャンルです。

 ですが、2005年のタイミングで自分としてネタが尽きてしまい、一度、完結することにしました。その後、他の作品を描きながらもアートに関する勉強を続けていましたが、今年になってまた、2か月に一度ペースでならと連載を始められると思ったのです。

 最近は特に、連載していた頃より、世の中に“フェイク”という言葉が広く流通してきた気がします。なりすましとか、虚構の新聞、ですとか、世の中、けっこうフェイクに囲まれている。だからこそ、この作品が再開しても許されるんじゃないかな、と思ってます」 

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