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西洋医学好きから漢方大好きに大変身。出会えてよかった、漢方の考え方

7/14(金) 21:02配信

OurAge

漢方薬剤師・漢方ライフクリエーターとして活躍する樫出恒代さんだが、
「実は、20歳代始めの頃はとても体調が悪かったんです。毎日、ひどい肩こり、慢性頭痛、疲れが取れない、風邪を引きやすい、肌荒れ、生理痛。そのために、毎日と言っていいほどクスリ(化学物質)を飲んでいました」と話す。

「実家は今は漢方薬局ですが、以前は普通の薬局でしたので、いわゆる解熱鎮痛剤や感冒薬、ドリンク剤、ステロイド軟膏などなんでもある環境。『痛いし、つらいから、クスリ飲んで早く治そう』と、気軽に飲んでいました」
しかし、薬は徐々に効かなくなり、1回2錠のところを3錠、4錠とクスリの量を勝手に増やしていた。当然胃腸も痛くなり、食欲もなくなり、元気もなくなってきてしまった。

これは、少し気分転換をしたほうがいいのではないか、そうしたら元気になるのでは、と
母親にすすめられ、海外旅行へ。グランドキャニオンとメキシコへのツアーだった。
「そこで私は開放感を感じ楽しんでいたものの、メキシコでの食事が食べられず、胃腸の調子も悪く、粘膜がただれる病になってしまったのです。粘膜という粘膜全てが再生しなくなり、食べられなくなり、尿をしても痛く、目もかすみ、爪もぼろぼろに」

なんとか日本に帰国し、即、入院し、一か月。適切な処置のおかげと休息で徐々に良くなって元気になったが、
「実はこのことが大きなきっかけで、『漢方』にきちんと出会えた気がするのです」

それまでは、〈痛いよ〉〈疲れたよ〉〈もう、無理だよ〉という身体からの声に耳を傾けず、気づくことができず、その時の痛みさえ取れればと、化学物質のクスリを過剰に飲みすぎていた。それが大きな原因ではないか、とその時に思ったという。
「もちろん、そのことが原因がどうかははっきりとはわかりません。海外旅行で何かウィルスに感染したのかもしれない。それも入院していた病院ではわからなかったのです」

実家の薬局で扱っていた漢方ではあったが、その意味もわかろうとしていなかったし、効かないと思っていた。
「けれど、漢方との出会いで、身体に対する考え方が変わりました」
漢方の考え方のベースは、「人をまるごとみること」「未病を治せること」。
身体の声に気づくこと、それができれば、もっと早く自分の身体を治せたはず。自分の身体と心をまるごとみていなかった。病気になる前に気づけなかった…。

「でも、だからこそ、今は漢方の考え方を取り入れることができて、漢方薬以外のクスリは全くと言っていいほど飲まなくてよくなりました。もちろん、必要であれば取り入れてOKと思いますが」

先日、主宰している漢方アカデミーの入門コースが始まり、漢方を初めて学ぶ生徒さんとの出会いがあった、と樫出さん。初めて知る漢方とはすてきな出会いであって欲しいと思う。人生は出会いで変わる。漢方で生き方も変わるかもしれない。

「『幸せです』といえる、しあわせは大事」と樫出さんは言う。
「私は漢方に出会えて、幸せです。おかげさまで、更年期障害知らずで暮らしています。感謝です」

最終更新:7/14(金) 21:02
OurAge