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Google、Facebookが認める大阪の小さな会社

7/14(金) 12:31配信

Wedge

 企業規模の大小を問わず、「IT活用」が世の中のあちらこちらから聞こえてくる毎日。そんな中、経営者、仕事の現場からは、いったい何を我が社に導入すれば良いのか? または、導入したITツールをどのように使いこなせば、生産性向上に役立つのか? と多くの声を耳にします。そのような、IT活用の現場での「ジレンマ」を解決している、またITツールを分かり易く、使用方法、生産性向上の支援をしている会社について今回はお伝えします。

 Google社のビジネスクラウドサービスにおいて、技術的なトレーニングを実施できると同社が認定している講師は世界中で現在2名のみ。そのうち1名が日本人であり、その1名が取締役CTOとして所属している会社が大阪にあります。

 社員数22名(国外含め)の小さなストリート・スマートという会社がGoogleのみならずMicrosoft、Facebookから認められ、どんな事業を行っているのか社長の松林大輔さんに話を聞きました。

順調過ぎた20代前半、起業に大失敗して掴んだモノ

 大学時代から上場を目指すベンチャー企業でインターンとして活躍していた松林さん、その会社にそのまま就職、25歳で役員として活躍、学生時代から起業前提の就職だったこともあり、28歳には退職、起業の道を歩みます。当初は、輸入品の販売を行うことを生業としてスタートしました。

 「これは売れる!」と思うものを、大量に買い付け、輸入倉庫も借りて意気揚々と販売に乗り出すものの、全く売れずに、会社の現金もすぐに底を突き会社事業が成り立たない状況に。当時を振り返り、松林さんは、『インターン~ベンチャー企業での取締役時代に、あらゆることに「お金」を軸に考え、生きてきました。人とは損得勘定だけで付き合ってきたので、事業はうまくいくはずもなくあっという間に借金も増えていきました』と語ります。

 そんな厳しい環境下、松林さんに手を差し伸べたのが、関西の若手起業家が集う自主勉強会組織『秀吉会』を中心とした先輩経営者たちだったそうで、「ヒト・モノ・カネも何にも無い中、また付き合っても、なんの「得」もない自分をただただ応援してくださり、「人」として大切にしないといけないことを学ばせて頂きました」と話します。

 松林さんが起業して、周囲の先輩経営者から得たこと、つかんだことが大きく2つあるそうです。

◎自分が努力して実力を高めたら全てを得られると思っていたが、実際は周囲の人に『活(生)かされているんだ』ということへの気付き。
◎『人の役に立つこと』このことが当たり前であることに気づけたこと。その上でこのことを徹底することが商売の基本であることを学んだこと。

 相手の話をよく聞く、自分のメリット・デメリットだけで判断するのでなく、出会った縁ある人々を大切にして、その人の役に立てるように懸命に努力をする。自分が扱う製品やサービスがその人の役に立つ時は自分のサービスを提供してお金を頂く。自分が扱う製品やサービスがその人の役に立てない時は、役に立てそうな製品やサービスを売っている人を紹介する。これらのことが事業の根本を見据えるようになって好転しはじめたそうです。

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最終更新:7/14(金) 12:31
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