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なでしこJ、個のレベルアップへ 高倉監督が競争継続を宣言 「メンバーは固定しない」

7/14(金) 16:20配信

Football ZONE web

高倉体制初陣当時から残っているメンバーは7人のみ

 なでしこジャパンは14日、今年スタートする「2017 Tournament of Nations」のアメリカ遠征メンバー23人を発表。高倉麻子監督は記者会見で、「メンバーは固定しない」と競争の継続を宣言した。

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 今回の遠征には、主将のDF熊谷紗希(リヨン)が国際Aマッチデーではないために所属クラブと折り合いがつかず招集外。「彼女がキャプテンに変わりはない」としたものの、GK齊藤彩佳(仙台)、DF坂本理保(長野)、MF櫨まどか(伊賀)、FW泊志穂(長野)の4人を初招集している。

 現体制となっておよそ1年が経過。高倉監督は「最初にアメリカ遠征に行った時のメンバーを選んだ時、その時に半分残っているか分からないと話した。自分でも選手を並べてみて、半分以上が代わっている。意図的ではなく、選ばれた選手が信頼できるパフォーマンスを出し続けることが代表での生き残る道だと、私自身も感じている」と説明する。

 実際、当時のメンバーと見比べてみても、熊谷の例や負傷離脱の選手を除けば残っているのは7人しかいない。競争を継続する最終的な狙いは、「2チーム全く変わらないレベルのチームが作れるようにしていきたい」(高倉監督)。短期決戦となる女子ワールドカップやオリンピックといった国際大会で勝ち抜くことを見据えてのものだ。

「よほどの差があれば、メンバーを固定して評価することもあるかもしれない。でも、ワールドカップやオリンピックの短期決戦を考えれば、いずれかの選手を外した時にチーム力が落ちるようにはしたくない」

ラージグループを作りつつチームの底上げへ

 前任の佐々木則夫監督時代は、2011年の女子ワールドカップ・ドイツ大会で優勝したメンバーの信頼度が絶大だった。世代交代の必要性も叫ばれるなか、新たに招集された選手がその牙城を崩せず。その結果、北京五輪から約8年間戦い続けてきたチームは、15年末に澤穂希さんが引退すると求心力に陰りが見え、昨年のリオデジャネイロ五輪出場を逃してしまった。

 その教訓もあってか、高倉監督は「ラージグループ」を作りつつチームの底上げを図っている。ただその一方で、「私の頭の中で埋まっていないピースがいくつもある。選手をどこにはめるかだけではなく、チームでどう戦うかも含め、それを埋める作業を試合を重ねながらやっていかなくてはいけない。まだこのままでは世界のトップに向かっていけない実感がある」という危機感も口にしている。

 来年4月には、19年の女子ワールドカップ・フランス大会へ向けた予選が始まる。高倉監督は「今回はワールドカップやオリンピックに行って勝負が懸かった時に、戦うであろう相手。恥ずかしい試合はできないと強く感じている。いろいろなものを試しながらも、予選が近づいてきていることをチーム全体で把握し、自分のアピールだけでなくチームを勝たせることへの強い思いと表現する力を発揮してほしい」と、チーム戦術の浸透と個のレベルアップについてメッセージを送った。

 なでしこジャパンにとって、再び世界一への道を歩めるかどうかの試練は続いていく。

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最終更新:7/14(金) 16:20
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