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東京にいたら気づかない、地方優良企業の見つけ方

7/14(金) 8:50配信

HARBOR BUSINESS Online

東京圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)の人口が3500万人を超え、より東京一極集中が進む日本。だが、地方に目を向ければ、そこには知られざる優良株が隠れていた。全国の銘柄を知り尽くした投資のプロが注目銘柄を厳選紹介!

⇒【資料】都道府県別実質経済成長率

◆東京にいたら気づかない!

 やろうと思えばすべて自室で完結するのが株式投資。それゆえ、チャートには書かれない企業の風土や地域経済の情報には、ついつい疎くなってしまいがちだ。しかし、地方には掘り出し物の優良銘柄がまだまだ眠っている。

「現在全国区になっている地方発企業も、地盤をしっかりと築けたから今があります。特別な技術やノウハウを持つ隠れた優良企業は地方にはまだまだありますよ」

 こう語るのは、全国各地を歩き回り、企業を直接訪問して購入銘柄を決めることをモットーとする投資信託「ひふみ投信」を提供するレオス・キャピタルワークスのシニア・アナリスト佐々木靖人氏。事実、都道府県別実質経済成長率を見ても成長しているのは東京圏だけではないことがわかる。

 割安株に注目し、累積利益が3億円を突破した投資家ブロガーのかぶ1000氏も、地方銘柄の魅力を知る一人だ。

「地方は割安株が目立ちます。首都圏での知名度が低いため、業績よりも株価が低くなっているのかもしれません」

 曰く、地方には時価総額の低い中小企業が多いことが関係しているとか。

「機関投資家は時価総額200億円以下の企業はスクリーニングしないという話もあるので、投資対象にならないのでしょう。そのため、地方株は小型のバリュー株が数多く見つかるので、中長期投資に向いていると思います」

 では、どのようにして成長銘柄は見つけられるのか。日本創生投資CEOの三戸政和氏は、注目企業を見つける際の“ある方法”を教えてくれた。

「地域のスタジアムやJリーグチームのユニフォームです。命名権を持っていたり、スポンサーの企業は優良企業のケースが多いからです。特にB to Bとなると人材確保の観点から何かしら手を打たなければなりません。スポンサーになることで地域密着のイメージを持たせ、人材を確保するのです」

 また、かぶ1000氏は、地方企業の主要取引先銀行にも目を向ける。

「都市銀行は地方企業の資金繰りが厳しくなると、貸し剥がしに走りがちですが、地銀にとっては大事な顧客。簡単には見捨てません」

 このように、大型株にはない特性をあわせ持つ地方の中小企業株は十分攻略しがいがある。

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【佐々木靖人氏】

レオス・キャピタルワークスブルー・マーリン・パートナーズ入社後、企業の戦略立案、IRコンサルティングに従事。’09年レオス・キャピタルワークス入社。ヘッジファンドを経て現職

【かぶ1000氏】

個人投資家・ブロガー中学生のときから株を始めた生粋の株式投資家。バリュー株への投資を得意とし、累積利益は3億1600万円を超える。ブログ「かぶ1000投資日記」を運営

【三戸政和氏】

日本創生投資CEOSBIインベストメントにて、投資先に経営参画しながら、成長戦略、株式公開支援、M&A戦略、企業再生戦略などを行う。兵庫県議会議員を経て現職

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