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人気のベンチャー転職 社長の性格、出資の顔ぶれ点検

7/15(土) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 ここ数年、注目度が上がっている「働きがいのある会社ランキング」では、メガバンクや大手商社などが上位を占める従来の人気企業ランキングとは異なり、外資系企業や設立20年以内の急成長企業などが目立ってきました。こうした状況を背景に、転職先として、より規模の小さなベンチャー企業、スタートアップ企業を選ぶ動きも増えています。
 「意思決定できる範囲を広げたい」「自分のアイデアを試してみたい」「一獲千金のチャンスを狙いたい」――そんな希望を抱き、ベンチャー企業への転職を目指す方は多くいますが、入社してみると「こんなはずではなかった」ということも。企業選びに失敗しないため、どんなポイントに注目すべきかをお伝えします。

■裁量権を得たいなら、「社長の専門領域」に注目

 成長中のベンチャー企業には、増員したメンバーを束ねるマネジメント職、さらには、最高財務責任者(CFO)、最高執行責任者(COO)、最高技術責任者(CTO)など、さまざまな「責任者」の人材ニーズがあります。
 大手企業に勤務していて、「裁量権を持てる範囲が狭い」「上が詰まっていて昇進の見込みが立たない」といった状況に不満を感じている方は、ベンチャー企業で責任あるポジションを任されることに期待を抱き、転職を決めるケースが多く見られます。
 実際、大手企業では「課長」クラスまでしか経験していない方でも、ベンチャー企業に「経営コアメンバー」として迎えられるケースは少なくありません。
 ところが、実際に「責任者」のポジションで入社しても、「自分の考えをいくら提案しても、結局は社長の独断に従うことになる」という現実に直面することもあります。オーナー企業で働くからには、これは防ぎようがないともいえますが、そういう事態に陥らないようにするためには、入社を決める前に社長のバックグラウンドに注目してみてください。
 社長の得意領域は、営業、マーケティング、技術など、人それぞれです。自身と社長のバックグラウンドが同じか近い領域だと、結局は社長が主導し、自分は現場マネジャーとしてその方針を実行するだけ……という役回りになる可能性があります(もちろん、社長が「次世代に任せたい」という意向を持っている場合もありますので、一概には言えませんが)。
 一方、社長の専門領域外で責任者に任命されるのであれば、広い裁量権を持って、自分のやり方で推進できる可能性が高いといえるでしょう。
 また、ベンチャー企業に入社する目的が「裁量権を行使したい」ではなく、「自分のスキル、キャリアを磨きたい」という場合は、自分と専門領域が近い社長のもとで働くのは得策です。社長がもつ高度な専門ノウハウ+経営の視点を身に付けることができ、いずれは別の会社にさらなるキャリアアップ転職、あるいは自身で起業……という道にもつながっていくでしょう。

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最終更新:7/15(土) 7:47
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