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朝ドラヒロインがその後躍進するために「卒業」すべきこと

7/15(土) 16:00配信

NEWS ポストセブン

 NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ひよっこ』の視聴率が連日20%前後と好調だ。また、近年朝ドラ出演女優がその後別のドラマに抜擢されたり、映画に出演するなど、活躍の場が広がっている。全国放送のNHKかつ高視聴率であるため知名度は高まるし、長期にわたるロケのため、演技力も磨かれていくという側面もあるのだろう。

 テレビに造詣が深く、週刊新潮で「TVふうーん録」の連載を持つライター兼イラストレーターの吉田潮氏は、朝ドラ女優についての、ある「法則」を語る。

「実は、朝ドラヒロインよりも朝ドラ脇役のほうがおいしいという説がありました。たとえば、『おひさま』は主演の井上真央よりも、満島ひかり、『純と愛』は主演の夏菜よりも、吉田羊、『あまちゃん』は主演の能年玲奈が色々とありすぎて、有村架純のほうに集中したり……。『まれ』は主演の土屋太鳳よりも、清水富美加や門脇麦のほうがその後の仕事のオファー数が多かったり、脇役の方が活躍の場が広がるという皮肉な現象もあったと思うんです。

 実際に、高畑充希(『ごちそうさん』で脇役→『とと姉ちゃん』で主演)や有村架純(『あまちゃん』で脇役→『ひよっこ』で主演)は脇役からヒロインに転じましたから、案外、脇から攻めたほうがニーズが広がるという現象はあると私は思っています」

 そして、最近ではヒロインになる女優にはそこそこ知名度とキャリアがある人が選ばれている。“地固め”や“箔づけ”としての朝ドラヒロイン、という事務所の思惑も吉田氏は感じるという。ヒロインで注目されて、その後もすぐに主演級の待遇を受けたのは、多部未華子、松下奈緒、尾野真千子、堀北真希、杏、波瑠、吉高由里子くらいだと述べる。

 だからこそ「準主演はあっても、主演として名前を張るというのがなかなか厳しいのかもしれません。つまり朝ドラやっても必ず人気女優になれるとは限らないし、主演待遇になることは実は少ないんじゃないでしょうか」と昨今の朝ドラ女優がその後厚遇されているのでは? といった空気には異議を呈す。

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