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現役スカウト部長のリティが新生ドルトムントを分析 浦和戦の見どころとは?

7/15(土) 6:40配信

Football ZONE web

元Jリーガーのリトバルスキー氏は注目点の一つにボス新監督の存在を挙げる

 日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは2年ぶりに来日。15日に「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017」で浦和レッズと対戦する。親善試合とはいえ、昨季UEFAチャンピオンズリーグでベスト8に進出し、ブンデスリーガ3位、DFBポカールでは優勝を果たした欧州屈指の強豪と戦う機会は浦和にとって貴重だ。

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 この試合のライブ中継を行うフジテレビ(午後7時、地上波生中継)で特別解説者を務めることになったヴォルフスブルクのスカウト部長、ピエール・リトバルスキー氏に見どころを訊いた。

 奇しくも8月19日のブンデスリーガ開幕戦、ヴァルフスブルクは本拠地フォルクスワーゲン・アレナにドルトムントを迎える。現役時代はジェフユナイテッド市原(現・千葉)でもプレーし、J2横浜FCなど日本で監督経験を持つ親日家のリトバルスキー氏は、新生ドルトムントを分析。注目点の一つにペーター・ボス新監督の存在を挙げた。

「ドルトムントは今季初の実戦でドイツ4部のチーム(RWエッセン)相手に良いパフォーマンスを見せることができなかった。新監督のペーター・ボスはアヤックス時代から定番にしていた4-3-3システムでスタートさせた。アヤックス時代の戦術はオランダサッカーらしいと言える一方で、ドイツでは独特な戦術です。新たな戦術を開幕前にどこまでチームに落とし込めるのか。浦和戦でも注視しています」

“ボス式”の4-3-3の特徴は中盤の流動性

 トーマス・トゥヘル前監督が指揮を執っていた際も、ドルトムントは4-3-3システムで戦う試合はあった。これまでのシステムと、ボス政権下の4-3-3はどう違うのだろうか。リトバルスキー氏は中盤を一番の違いを挙げる。

「ドイツでは最終ラインの前にアンカーとして守備的なMFを配置するのが定石ですが、去年までのアヤックスは中盤の3選手に特徴がありました。3人とも機動力を備え、フリーに動き回る。ポジションが決まっていないため、対戦相手からすれば対応がとても難しい。この中盤の流動性がマッチアップの部分で敵を悩ませることになります」

 毎回違う選手と対峙しなければならない状況となるため、対戦相手をかく乱する効果がある。ただ、その反面、守備的なリスクもあるという。

「守備に関して言えば、アンカー役がいないので、中盤の3人には大きな負担がかかることになります。香川は中盤でキーマンの1人になるでしょう。ドルトムントの選手がいかにこの戦術に適応できるのか、どこまで表現できるのか、かなり興味深いですね」

 香川は、攻撃時にはフリーにポジションを入れ替える柔軟性を示し、守勢に回った時には瞬時の対応力を求められる“ボス式”のインサイドハーフを体現しなければならない。

 ドイツ代表FWマルコ・ロイス、ドイツ代表MFユリアン・ヴァイグル、ポルトガル代表DFラファエル・ゲレイロらが負傷離脱のうえ、香川も浦和戦の出場は微妙な情勢だ。主力数人が不在のなか、ボス監督のカラーは埼玉スタジアムのピッチでどこまで表現されるだろうか。


[試合情報]
浦和レッズ×ドルトムント
7月15日(土)夜7時
地上波フジテレビ系列生中継

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:7/15(土) 6:40
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