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Facebook、サブスクリプション機能導入を媒体社と検討中:年内にリリース予定か

7/15(土) 8:10配信

DIGIDAY[日本版]

複数のパブリッシャーによると、Facebookは現在、同社のアプリにサブスクリプション購入機能を2017年中に追加する計画に取り組んでいるという。

2年前、読み込みの速いインスタント記事が導入されて以来、パブリッシャーはそうした機能を追加するようFacebookに働きかけてきた。インスタント記事は、読者をFacebookアプリ内にとどめることを意図した設計であり、パブリッシャーが自らのサイトでサブスクリプションを販売する機会を奪っているからだ。

詰めるべき詳細はまだ多く残っている。具体的には、どんなビジネスモデルを採用するか、購入者のどのデータをパブリッシャーに提供するか、売上をどう分配するかなどだ。Facebookは、まだ確定してはいないが、メーター制モデルに傾きつつあるという。

最新のメーター制の案は、1カ月に記事10本までを無料で閲覧でき、それ以降は有料購読が必要になるというもの。交渉内容を知る関係者によると、どの記事をメーター制の対象にするか、無料記事にするか、完全な有料記事にするかの決定権はパブリッシャーがもつことになりそうだという。

課金方法はまだ検討中

「Facebookは、サブスクリプションが効果的なビジネスモデルであることや、質の高いジャーナリズムが重要であり、読者はそれに対価を払うことを厭わないことを認識している」と、ウォールストリートジャーナル(The Wall Street Journal:以下、WSJ)のWSJメンバーシップ責任者カール・ウェルズ氏は語る。WSJは6月12日、Facebookのサブスクリプション開始について報じた。

Facebookの広報担当者は、この計画について以下の声明を発表した。「我々は、パートナー企業と協力して、彼らのビジネスを把握し、各社がFacebookを通じてビジネスの価値を高めるのに役立つ方法を検討している。各社それぞれの目標やニーズを深く理解するため、時間をかけて進めているところだ」。

Facebookは、パブリッシャーに複数のオプションを用意するつもりらしい。当初の案は、定額ですべての媒体へのアクセスが可能になる「Netflix型」だった。この方式には、パブリッシャーへの売上配分をどうするか(閲覧時間ベースにするのか、個別サブスクリプションの価格に比例させるのか)という問題がある。その後、Facebookはメーター制モデルを提案。無料閲覧記事の上限は最初20本だったが、のちに10本になった。それでもまだ懸念は残る。パブリッシャーは、自社サイトとは異なり、ユーザーの閲覧履歴にもとづいてオファーを調整することができないのだ。

「カギになるのは、Facebookがどれだけ束縛してくるか、という点だ」と、あるパブリッシャーは指摘する。

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