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目の前で誰かが突然倒れたら。命を助ける『蘇生術』を覚えておく

7/15(土) 21:20配信

エイ出版社

もしもに備えて知っておきたい「心肺蘇生術」

親がある日突倒れてしまった時にあわてないよう、日頃からできることはたくさんある。そのひとつが心肺蘇生術だ。講習を受け、正しい知識を身につけるのはもちろんだが、まずは基本的な流れを知っておくことで、目の前の親はもちろん、誰かが倒れた、なんて時に役に立つかもしれない。もしもに備えて、知識として知っておきたいポイントをご紹介。

救急車到着までの応急手当てが命を救う!

心筋梗塞や脳卒中などによって、心臓や呼吸が突然止まってしまうことがある。こうした場合、治療は1分1秒を争うことに。命が助かる可能性は、時間とともに少なくなっていくため、できるだけ早く救急車を呼ぶことが大切だ。ただし、救急車が要請を受けてから到着するまで、東京都内の場合で平均約7分54秒(平成26年)と、ある程度の時間がかかる。救急車が到着するまでの間、居合わせた人が心肺蘇生などの応急手当をすることで、命が助かる可能性は格段に高くなるのだ。知っているのと知らないのとでは天と地との差がある、心肺蘇生術。誰かの命を救えるのは、目の前にいる君だけだ。

【1】反応があるかどうかを確認

倒れている人を見かけたら、軽く肩を叩きながら「大丈夫ですか?」「わかりますか?」などの声をかけ、意識があるかどうかを確認する。

【2】119番へ通報し、AEDを手配

なんらかの「応答」や「しぐさ」が見られない場合は、大声で「誰か来てください。人が倒れています」と助けを求め、119番通報する。また、協力者にAED(自動体外式除細動器)の搬送を依頼する。

【3】呼吸を確認

倒れている人の胸と腹部の動きを見て、「普段どおりの呼吸」があるかを10秒以内で確認する。呼吸がない、または異常な呼吸(しゃくりあげるような不規則な呼吸)があるときは、ただちに心臓マッサージ(胸骨圧迫)を行う。

【4】胸骨圧迫を、強く速く、絶え間なく行う

胸の真ん中に両手を重ねて、成人の場合は、胸が少なくとも5cm沈むように強く圧迫する。1分間に100回のテンポで絶え間なく行う。人工呼吸ができる場合は、胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を交互に繰り返す。

【5】人工呼吸を行う

片手で倒れている人の額を押さえながら、他方の手の指先をあごの先端に当てて持ち上げ、気道を確保。1回1秒かけて胸の上がりが見える程度の息を2回吹き込む。人工呼吸がためらわれる場合は胸骨圧迫を続ける。
※感染防止の観点から、人工呼吸を行う際は人工呼吸用マウスピースなどを使用したほうがより安全。

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最終更新:7/15(土) 21:20
エイ出版社