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【国際プロレス伝】アニマルを呑み助にした草津の「グレートな夜遊び」

7/15(土) 8:20配信

webスポルティーバ

【第13回】アニマル浜口が語る「国際プロレスとはなんだ?」

 鍛え上げられた肉体を武器に、国際プロレスの看板スターとして活躍したグレート草津。弟分のアニマル浜口は「スケールが違った」と当時を回想する。ただ、そのスケールの大きさはリングの上だけではなかった。夜の街での人並み外れたグレート草津のエピソードを振り返る。

【写真】サンダー杉山と腕相撲をするグレート草津

◆「国際プロレス四天王」のひとり・グレート草津(2)

 TBSと放送契約を締結した国際プロレスは、団体名を「TBSプロレス」と改称した。番組名は『TWWAプロレス中継』。1968年1月3日、東京・日大講堂で開幕した「オープニング・ワールド・シリーズ」が記念すべき第1回放送となり、メインイベントはグレート草津vs.”鉄人”ルー・テーズが飾った。

「20世紀最高のレスラー」と称されていたテーズを新設されたTWWA世界ヘビー級の初代チャンピオンに認定し、テレビ局側の意向により、まだ新人だった草津を新エ―ス候補として抜擢。いきなり鉄人に挑戦させたというわけだ。ところが、草津はテーズのバックドロップを食らい、失神KO負けを喫す。

 5日後の1月8日、草津は鹿児島県体育館でテーズと再戦するが、またしても敗退。草津はその後もなぜか運にも恵まれず、ビッグタイトルを手にすることはなかった。それでも、技巧派としてビル・ロビンソンと真っ向勝負を繰り広げたかと思えば、数々のインディアン・ストラップ・デスマッチ(※)を制するなどラフファイトにも強く、テクニック、パワー、スピードの三拍子そろったレスラーとして活躍した。

※インディアン・ストラップ・デスマッチ=対戦する両者の手首を皮紐でつないで試合を行なう形式。

 また、草津はリングの上だけでなく、酒の席でもいつも国際プロレスの中心人物だった。

「胃も肝臓も人並み外れてましたよ。『酒豪』なんてレベルじゃない。吉原(功/よしはら・いさお)社長も(ラッシャー)木村さんも強いなんてもんじゃなかったけど、草津さんはものすごい呑み方をしていましたから」

 浜口は入門と同時に、草津の付け人となった。

「本郷清吉さん――僕がデビュー戦で戦わせていただいた先輩で、後に肥後宗典と改名されましたが、あの人の後釜として付け人になったんです。

 草津さんはプロ野球・大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ)の長田幸雄(おさだ・ゆきお)さんと仲がよくてね。長田さんは”ポパイ”というあだ名で人気があった強打者です。巨人戦のとき、外野スタンドの観客からビール瓶を投げつけられると怒ってフェンスをよじ登り、スタンドに乱入する騒ぎを起こして退場にもなった。そんな逸話が残っている方です。

 おふたりはホントに仲がよくてね。お互い、東京や大洋の本拠地だった川崎あたりにいると、毎晩のように一緒に呑んでいました。スタートは銀座のスナック、それから青山のクラブ、そして六本木のディスコで騒ぎ、最後はお茶漬け屋さん。夜の街を必ず4~5軒はハシゴしていましたね。僕も草津さんの付け人として一緒に呑ませてもらいました。

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