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ワイド化F1での度胸試し。今年のシルバーストンは「恐ろしく速い」

7/15(土) 11:20配信

webスポルティーバ

「モータースポーツの聖地」。人はシルバーストン・サーキットのことをそう呼ぶ。

 1950年にF1世界選手権で最初のレースが行なわれた場所であり、この周辺にはF1チームのファクトリーをはじめとして、イギリスのモータースポーツ産業に関わるさまざまな企業が軒を連ねている。

【写真】百花繚乱・サーキットの華たち

 しかし、F1ドライバーたちがこのサーキットを愛するのは、歴史や偶像めいたものばかりが理由ではない。世界最高峰のマシン性能を遺憾なく発揮させてくれる高速コーナーの連続――。それこそがドライバーたちを駆り立て、快感を与えてくれるからなのだ。

 マシンがワイド化し、空力性能が格段に増した2017年、その真価が初めてフルに発揮される。すでにいくつかのサーキットの高速セクションで見えてきた片鱗が、ついに明かされるときがきたのだ。

 F1ドライバーたちも、その瞬間を心待ちにしていた。

「僕は高速コーナーが大好きだし、コプスからストウまでのセクションは世界でもっともクールなコーナーの連続だね。オーストリアでもセクター2、セクター3の高速コーナーはものすごいスピードを保ったまま曲がっていけたんだ。それから考えても、今週末はすごいことになりそうだと予感しているよ」(ダニエル・リカルド/レッドブル)

 すでにシミュレーターでシルバーストンを走り込んできたドライバーたちによれば、これまでスロットルを戻さなければならなかったターン1やマゴッツ~ベケッツの高速コーナーは全開でいけてしまう。

 問題は、旧ターン1のコプスだ。

「コプスは全開? かもね! そうだといいね! 金曜は無理かもしれないけど、(土曜の)予選では路面がよくなって、完全に全開とまではいかなくても、かなりそれに近いところまでいくんじゃないかと思うよ。個人的には鈴鹿のほうがもっと楽しみだけどね。シルバーストンもそれに近い楽しみを与えてくれると思う」(フェリペ・マッサ/ウイリアムズ)

「シミュレーターでトライしたけど、全開かどうかは教えたくない。恐ろしく速いのは事実だけどね」(エステバン・オコン/フォースインディア)

「ウイングレベルや風にもよるけど、コプスは7速か8速で駆け抜けることになるだろうね。マゴッツ~ベケッツもものすごく高速だ」(マックス・フェルスタッペン/レッドブル)

 各チームのドライバーたちの表現はさまざまだが、どうやらコプスは今年のF1マシンをもってしても、容易に全開でいけるようなコーナーではないらしい。

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