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元選手のサーブをスカート姿の男性ファンが返球! 全英で”笑撃”「革新的」

7/15(土) 20:31配信

THE ANSWER

女子ダブルス招待試合…クライシュテルスの粋な計らいでスタンドのファンがコートへ

 テニスのトップ選手が集うウィンブルドンは佳境を迎えているが、女子ダブルスの招待試合で、観客席の男性ファンがコートに立ち、選手のサーブを打ち返す珍場面が発生。大会公式ツイッターが動画付きで紹介し、ファンからは「スポーツ界の革新的な瞬間だ」「最高に面白いダブルスだ」と驚きの声が挙がっている。

【動画】白いスカート、ふくよかなお腹…男性ファンがウィンブルドンで“奮闘”…大会公式ツイッターが紹介した「革新的」なダブルス実現の瞬間

 想定外の出来事が起こったのは、14日に行われた女子ダブルスの招待試合、キム・クライシュテルス、レネ・スタブス組-アンドレア・イエガー、コンチタ・マルティネス組の一戦だった。

 4人はすでに現役を引退しているが、クライシュテルスはシングルスでグランドスラム優勝4回、スタブスはダブルスで同4回、マルティネスは1994年のウィンブルドンでシングルス優勝を果たし、イエガーも混合ダブルスで全仏オープンを制した経験を持つ元スター選手たちだ。

 試合観戦に訪れたファンとの交流を図るため、クライシュテルスは自身のサーブを受ける人をスタンド内から募集することを提案。ふっくらしたお腹に、緑色のTシャツに短パン、スニーカーというラフな格好をした男性が名乗り出て、コート内に招き入れられた。

 しかし、「最も格式高い大会」とも称されるウィンブルドンでは、選手は全身白のテニスウェアの着用が義務付けられている。男性の服装は“ドレスコード”に反するため、クライシュテルスは自身のバッグから白いスカートのスペアを取り出し、男性に履くよう促した。

 下半身にスカート、上半身にも白の長袖シャツをまとい、晴れて“ウィンブルドン仕様”となった男性だが、女性用のウェアとあってフィット状態はピチピチ。リターンに備えてベースライン際に構える“滑稽”な姿に、クライシュテルスは懸命に笑いをこらえた。

全米オープンの大会公式ツイッターも思わず反応「これは予想外のこと」

 そして、スタンドから大きな拍手が送られる中、クライシュテルスが打ち込んだサーブを男性は見事にラケットに当てて返球。大きなロブショットをスタブスがボレーで返すと、ボールは再び男性の下へ。男性は懸命にラケットを振ったが、残念ながらボールはネット手前でバウンドし、ミスショットとなってしまった。

 それでも、コートは笑顔と温かい声援でいっぱいに。最後はクライシュテルスが男性をハグするとともに、全員で記念撮影を行い、“夢”のような時間は幕を閉じた。

 ウィンブルドンの大会公式ツイッターは、「キム・クライシュテルスのサーブを返そうと試みているのは、スカートを履いた男だ。招待試合のダブルスでは、常に想定外の出来事を期待できるものだ」と投稿。この模様を動画付きで紹介すると、ファンからは驚きのコメントが相次いだ。

「スポーツ界の革新的な瞬間だ」

「最高に面白いダブルスだ」

「絶対的なレジェンドだわ」

「ありがとう。笑顔になれたよ」

「彼のランキングは何位だい?」

 8月に開幕する全米オープンの大会公式ツイッターも「これは予想外なこと……。全米オープンのコートでスカートを履いた男性がいると言うことができない」と悔し涙の絵文字付きで反応し、反響の大きさを感じさせた。

 試合はクライシュテルス、スタブス組が2-1で勝利したが、男性にとっては一生の思い出になったのは間違いない。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:7/16(日) 4:57
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