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1週間「プチ留学」で英語力は実際伸びるのか

7/15(土) 9:00配信

東洋経済オンライン

 日本の多くの社会人にとって、英語はいつまで経っても悩みのタネです。それでも、海外出張や転勤があったら、地域によらず現地でのコミュニケーションは英語になる可能性が高くあります。そして、近頃は日本にいても英語でのプレゼンテーションや電話対応、スカイプを使っての打ち合わせなどをする機会が増えているはずです。

 学生時代に英語は習った。TOEICのスコアもそこそこはある。それでも、こうしたビジネスシーンでの実践的な英語力に不安を覚える方は多いのではないでしょうか。

 筆者が複数の留学エージェントにヒアリングしたところ、こうした背景を受けてか、最近は1週間未満で参加できる「プチ留学」に参加する社会人が増えています。1週間未満であれば、海外旅行感覚で年次有給休暇などを使って行くことが可能なので、手軽なことは間違いなし。それでは、超短期の滞在で本当に英語力を伸ばすことは可能なのでしょうか。そして、超短期滞在だからこそ気をつける点とは。経験者に聞いてみました。

■「世界一住みやすい」バンクーバーへの1週間留学

30代・男性 Yさんの場合(メーカー営業職)
 治安がよくて教育水準も高いということで、カナダを留学先に選ぶ人は増えています。特にバンクーバーは「世界でいちばん住みやすい街」に選出されるぐらい環境の整ったお勧めの留学先。現地で話される英語の発音がキレイだと聞いていたこともあって、名古屋の中堅メーカーに勤める営業担当のYさんは年末の連休を使ってバンクーバーに1週間留学することにしました。北国出身ゆえ、寒さがあまり気にならないのも決め手となりました。

 滞在中に通った語学学校は、留学エージェントお勧めの学校に決めました。評判どおり、少人数制の教育で英語のレベルによるクラス分けも細やか。初日のオリエンテーションから始まり、授業の滑り出しは順調。数日経つと、クラスメートとも打ち解けてきました。英語が上達しているという明確な実感はないものの、自分の課題がどこにあるのかは明確になってきたようです。

 勉強面ではまずまずの成果が上がっているにもかかわらず、いま一つ気分が乗りません。原因の1つは、到着してから毎日が雨か曇りだったことにあります。バンクーバーの冬は、雨季。年末にかけてぐずついた天気が続くのが通例なのです。

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