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あの『週刊文春』の文春くんも思わず応援!? 「週刊誌」編集部の“リアル”を描いたお仕事小説!

7/15(土) 15:00配信

ダ・ヴィンチニュース

 KADOKAWAの富士見L文庫編集部が1年に一度開催している富士見ラノベ文芸大賞。昨年度の同コンテストにおいて金賞を受賞した『エディター! 編集ガールの取材手帖』(上倉えり:著、煙楽:イラスト/KADOKAWA)が7月15日(土)に発売された。

 本作は、最近なにかと話題に事欠かない「写真週刊誌」の編集部を舞台にしたお仕事小説だ。一般的に週刊誌の仕事は過酷なイメージだが、作中でも案の定と言ったところ。

 新米社員の上原岬が配属になったのは、これまでいくつもの伝説的スクープを連発してきた「週刊永冬」編集部。副編集長の広瀬晃太郎の命令で、初日から原稿を取りに函館まで行かされ、ピンチヒッターで駆り出された芸能人の尾行ではカーチェイスを繰り広げることになり、帰ってきたかと思えば、習う仕事はグラビア画像のモザイク処理など……岬を待ち受けていたのは肉体的にも精神的にもきつい職務だった。

 人員においても岬を取り巻く環境は一筋縄ではいかない。「週刊永冬」編集部は第1班と第2班の二班体制から成っているのだが、両班の仲は“超”がつくほど険悪。岬が所属する2班は週刊誌の根幹となる報道が仕事ではなく、コラムや小説、グラビア担当。だが現状の「週刊永冬」において売れるコンテンツを生み出しているのは2班なのだ。仕事にプライドを持つ優秀な面々ばかりだが問題も少々。先述した2班班長兼副編集長の広瀬は仕事ができるイケメンだが、仕事に対して腹黒い性分。岬が来るまで部内の紅一点だった名久井ますみは、面倒見の良い姉御肌だが、広瀬に対して少々歪んだ愛情を抱いている。

 一方、主に報道分野を担当する1班は雑誌内での重要度が高いため、2班を見下している。おまけに1班の班長で広瀬と同じ副編集長の立場にいる黒川は強面で、口を開けばまるでチンピラ。過酷な現場ゆえなのか編集部員はひと癖もふた癖もあるメンバーばかりで、岬の悩みは尽きない。

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