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「母」ではなく一人の人間として「親」になる 作家の子育てエッセイに武内アナも共感

7/15(土) 7:00配信

Book Bang

 7月12日放送のNHK総合「ひるまえほっと」に女優で作家・書評家の中江有里さん(43)が出演し、月に1度の「ブックレビュー」コーナーで3冊の本を紹介した。

 この日中江さんが紹介したのは、以下の3冊。
『政略結婚』高殿円[著](KADOKAWA)
『母ではなくて、親になる』山崎ナオコーラ[著](河出書房新社)
『夏がきた』羽尻利門[著](あすなろ書房)

■「政略結婚」というと……

『政略結婚』は殿様や子爵、伯爵の娘など上流階級の女性の人生や歩みを描いた一冊。江戸末期から昭和まで激動の時代に翻弄されながらも、聡明さとしなやかさで生き抜いた3人の女性たちの物語だ。

 中江さんは「『政略結婚』というとイメージはよくないが、その制度が政治経済の下支えになっている時代があった。この物語の3人の女性はその制度の中でさまざまなものに縛られながらも、しっかりと自分の生きる道をみつけている。たくましい女性たちの物語。『政略結婚』というもののイメージが変わった」と解説。「現代も結婚制度に縛られている部分がどこかある。そこに通じあうものがある」と今日的な視点から見ても面白いと高く評価した。またエンボス加工された立体的で美しい表紙も賞賛していた。

■母ではなく一人の人間として

『母ではなくて、親になる』は作家の山崎ナオコーラさんが妊活から出産、育児までを率直に綴ったエッセイ。タイトルにあるとおり、「母」ではなく一人の人間として子供と対峙する「親」になると説く一冊だ。イラストはヨシタケシンスケさん。

 中江さんは「子どもにも親にも『らしさ』をおしつけない。そういうのがないのが読んでいて面白い」と感想を述べた。番組司会の武内陶子アナウンサーも「すごく素敵なタイトルだと思う!」と力強く同意した。また中江さんは「子育てエッセイとくくられそうだが、一人の人間として、出来事に対する心の変化など、すごく素直に書かれている。だからものすごく引き込まれる」と解説した。また「育児経験があるなしにかかわらず読んでいて面白い。私も引き込まれた。お母さん、母というイメージに私もいかに縛られてきたのかということにはっと気付かされるところがありました」と納得の表情でうなずいていた。

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最終更新:7/15(土) 7:00
Book Bang

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