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優待名人桐谷さん 試してわかった「期待超え」銘柄

7/16(日) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 「優待族」と呼ばれる、多くの優待株を持つ個人投資家が増えている。日本有数の保有銘柄数を誇るのが、将棋の元プロ棋士でもある「桐谷さん」。家賃や光熱費を除き、日常のほぼすべてを優待品だけで賄う。そんな達人でも、ハズレの優待にがっかりすることはある。桐谷さんを直撃し、最近印象に残っている「期待超え」と「がっかり」の優待についてじっくり語ってもらった。


 私が株を始めたのは、とある証券会社で将棋を教えていたのがきっかけです。ちょうどバブルの頃で、一番良いときは3億円くらい株式資産がありました。でも、08年のリーマンショックで5000万円くらいになっちゃったんです。それ以降、証券会社からお金を借りて投資する信用取引はやめて、株主優待に注目した投資をするようになりました。今は、約800種類の優待銘柄を保有しています。最近は株価が好調で、私の資産も2億数千万円くらいまで戻ってくれました。

■良い優待は長続きしない?

 優待で一番がっかりするのは、最初は良かった優待が、会社の都合で改悪されてしまうことですね。私が、「これは良い優待だ」と思って雑誌やテレビで紹介すると、人気が出過ぎて企業が困るせいなのか、優待内容が変わってしまうことがあるんですよ。

 例えばアドアーズ。ここは16年に「オリーブスパ」とタイアップして2万円のマッサージが受けられる優待を始めたんです。2000株(当時約15万円)投資すれば4万円のサービスという、めちゃめちゃ良い優待だったんです。行ってみたら、2時間もオイルマッサージしてもらえて最高でした。そこで「日経マネー」で推薦し、その後テレビでも紹介したんですが、収録後すぐに条件が変わって、3500株ないと優待が受けられなくなってしまいました。

 ヴィレッジヴァンガードコーポレーションもとても利回りが高く、以前は良い優待でした。私がテレビで紹介して、株価が2倍になったこともあります。ここも昨年、優待券だけでは買い物ができないように改悪してしまいました。優待族っていうのはタダで買い物ができる商品券などがうれしいので、現金も必要な割引券はあまり喜ばないんですよ。

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最終更新:7/16(日) 7:47
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