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瀬古利彦「好きな練習で日本記録破り1億円出たら頭下げる」

7/16(日) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 昨年末より、日本陸連のマラソン強化・戦略プロジェクトのリーダーに就任した、長距離界のレジェンド・瀬古利彦氏(61)。瀬古氏を始めとした1980年代日本マラソン最強時代のように月間1000kmは走らないとマラソンでは勝てない、今の選手は月間600~700kmくらいしか走っていないと指摘する瀬古氏に対し、古くさい考え方だとの指摘もある。同氏を長く取材してきたルポライターの高川武将氏が、日本マラソンの再建の鍵について聞いた。

──最近も高校の指導者が1980年代の練習を公然と批判していて驚きました。マラソンを走ったことも、選手を育てたこともないのに。ついに時代はここまで変わったのかと。

「本当そう思うんですよ。格好良くとか、楽しくとか、合理的にとか、そういうことが前面に出てきている。それで速くなっていればいいですけど、結果が出ていないのにそれはちょっとおかしいだろうと。

 でも、いいんですよ。僕は、正解は一つではないと思っている。それぞれやり方が違うのは当たり前で、いろんな練習方法がある。だから逆に言いたいよ。去年から日本記録を破ったら1億円が出ることになった(実業団陸上連合のプロジェクト)。早くね、我々と違う自分の好きな練習をやって、自由な生活を送って、1億円貰ってくれって。もしそんな選手が出たら俺は頭下げるよ。ごめんな、練習が古かったなって(笑)」

──むしろ、そうなりたいくらい。

「なりたい、なりたい。それくらいの……。ただ、やっぱり最低限の泥臭い練習をやらないと無理です。例えばロケットが大気圏に突入して突き抜けるときは、物凄いエネルギーがいる。マラソンも誰もが驚愕するような練習をしなきゃ突き抜けられない。すぐ結果は出ないかも知れないけど、続けていれば1、2年後には必ずドカンと出ます。でも今、そんな練習をする選手はいない」

──最近の選手が距離を踏まない一番の理由はケガするのが怖いと。

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