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現役保育士が指摘する、子どもを「叱る」と「怒る」の違い

7/16(日) 19:00配信

BEST TIMES

■叱ると怒るの違い、分かりますか? 

 ふだんからたくさんの子どもと接している保育士さんは、どんなことに気をつけて子どもと接しているのでしょうか。
 子どもたちとの心温まるストーリーが大好評、てぃ先生・著書『ハンバーガグー』より、子どもの接し方を紹介します。
 4回目の今回は『子どもが喜ぶ叱り方』です。

  この話の前提として、

「叱る」というのは子どものためにするもの。
「怒る」というのは大人のためにするもの。

 僕はこう考えています。
 子どものために「叱る」のであれば、必要なことだけを伝えてあげれば十分ですよね! 

 長々とお説教する必要はありません。
 例えば、子どもが走ってはいけないところで走っていたら……
「危ないから走らないようにしようね。先生ね、前に転んだことがあるんだけど、とても痛かったよ」

 これでいいわけです。
 でも、これが「怒る」になると……

「走ったらダメ! さっきも言ったよね!?  何でわかんないの!」

 こんな感じかな。たまに見ますよね。公共の場とかでも。

■NGワードは「さっきも言ったよね」

 特に「さっきも言ったよね!?」というのがナンセンスだと思います。
 叱りたいのは《走っていたこと》ですよね? 
 なのに、いつの間にか《さっきも言ったのに》ということで怒ろうとしています。
 これがよくある叱り方のよくない例。叱るではなく、怒るになっちゃってます。

 一番いいのは、子どもが何回同じ間違いをしようとも、「そのことについて初めて叱るように」声をかけてあげることです。

 たとえ3秒前に同じ間違いをしていたとしても、子どもにとっては「今、そのときにしたこと」なんです。3秒前は関係ないのです。

 少し話が逸れましたが、とにかく、
・短く必要なことだけを伝える
・過去の話を出さない

 これが大切だと思います。

■上手な褒め方とは? 

 逆に褒めるとき! 
 このときはもう長々と褒めてあげましょう。例えば、お手伝いをしてくれたときなどは、

「うわー! 助かるなー! 本当にありがとう! とっても嬉しい! お手伝いしてくれて本当にありがとう!」

 と、こんな具合でとことん褒めましょう! 
 このとき、笑顔が重要。うれしいならうれしそうに笑うべきです! 子どもが恥ずかしくなって顔を背けるくらいまで(笑)。

 褒める時は過去の話を出していいと思います。

「そういえばさっきもお手伝いしてくれたよね? さっきもうれしかったけど、今もとってもうれしいな! ありがとうね!」
 こんなふうに。

 叱るときは一瞬! 褒める時は長々と! 褒められる方がうれしいですからね。うれしい気持ちをたくさん感じながら成長してほしいです。(『ハンバーガグー』より構成)

文/書籍編集部

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