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幸せになりたいと願うのは逆効果:研究結果

7/16(日) 9:10配信

ライフハッカー[日本版]

ジャーナル『Depression and Anxiety』に掲載の研究によると、「幸せにならなければ」という社会的プレッシャーが、うつ症状を悪化させる可能性があるようです。

【画像】幸せになりたいと願うのは逆効果:研究結果

同論文において、メルボルン大学心理学科のBrock Bastian准教授はこのように述べています。

住んでいるところの文化や社会的環境が、私たちのうつレベルや悪い出来事への対応に重要な影響を及ぼすことがわかってきました。

うつは、ポジティブな感情とネガティブな感情の関係についての認知が高い東洋よりも、米国などの西洋で多く見られます。東洋は西洋に比べて幸福度が低いものの、うつも少ないのです。

うつは、一種の感染症です。ある文化で特に蔓延しているのであれば、各個人の生物学よりも、文化的要素がうつにどう寄与しているかを理解するべきでしょう。

Bastian氏の研究チームは、幸福への社会的期待とうつ症状の関係を調査しました。その結果、幸せへのプレッシャーを感じている人ほど、うつ症状を経験しやすいことがわかりました。

Bastian氏は別の研究において、幸せへの社会的プレッシャーを感じている人ほど、失敗後の反すう思考が多いことを示しています。考えすぎはうつの原因となりうるので、失敗を乗り越えることが重要です。

最近では、ポジティブな感情とネガティブな感情が差別的に扱われています。ポジティブな感情を大事にするあまり、ネガティブな感情を無用なものと考えがちなのです。

でも、ご安心ください。幸せになりたいと思わないようにするための方法はいくつもあるのです。

1. 社会的影響を知る

多くの人は、どれだけ私たちが幸せを押し付けられているかに気づいていません。でも、広告を見るたびに、幸せな人を目にするでしょう。広告主は、ネガティブな表情で商品を売ろうとはしません。彼らは、「もっと働いて、もっと稼いで、もっと物を買うことで、広告の中の人のように幸せになれる」というメッセージを押し付けているのです。

このような影響を知ることで、自らの反応をコントロールしやすくなります。

SNSも注意が必要です。多くの人が、ストーリーの一部始終ではなく、人生の理想的な側面ばかりを見せようとしています。

このように私たちは、幸せにならなければというプレッシャーに常に囲まれています。そして、周囲の人はそれを達成しているように感じてしまいます。本当は、誰もがネガティブな感情を経験しているというのに。

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