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Amazon Alexaがアシスタント競争で大きく先手:今週のデジタルサマリー

7/16(日) 8:10配信

DIGIDAY[日本版]

今週の注目ニュースは「Amazon プライムデー 2017」でスマートスピーカー「Amazon Echo」が最も売れた商品だったことだ。平常時からベストセラーを記録していたEchoシリーズ。Amazonはプライムデー特価として179.99ドル(約2万円)の「Amazon Echo」を89.99ドル(約1万円)と半額で販売したのが、功を奏したという。

マーケティングリサーチ企業eMarketerは、2017年内に3760万人(前年比128.9%増)がスマートスピーカーを利用すると予測した。Amazon Echoは70.6%のユーザーを確保し、Google Homeは23.8%という構図。eMarketerは、翌年はAmazon Echoがわずかにシェアを落とし、Google Homeがシェアを伸ばすが、Amazonが支配的なプレイヤーにとどまると予測する。Amazon Alexa、Google Assistant、AppleのSiri、マイクロソフトのCortanaなど広義のバーチャルアシスタントカテゴリーも23.1%伸びるという。

eMarketerは、それらのユーザーの中心はミレニアル世代になると予測、Z世代が二番手でベビーブーマーはあまり伸びないとみている。

スキル VS 質問応答

ではパフォーマンスはどうなのか?

Voicebot.aiによると、Amazon Alexaのスキル数は15000を超えたのに対し、Google Assistantのスキル数は378に留まったという。英国やドイツ固有で、米国のものに互換していないスキルを加えると、Alexaのスキル数は2万程度と推測されている。

360iによる音声認識の精度調査では3000件の質問に対し、認識率はGoogle Assistant 72%、Amazon Alexa 13%で、Googleが約6倍精度が高かった。

プライムデーで明らかになったのは、Amazonは自らAmazon Echo販路を持っている部分がアドバンテージだ。市場を先に占拠すればEchoが「トロイの木馬」となり、音声データやユースケースに関するインサイトを確保できる。人工知能研究者の囲い込みや論文数、AIを利用した製品群、検索などの各種サービスによる膨大な行動データなどでGoogleは他社を寄せ付けていないが、ユーザーが好む「プロダクト」を提供できているのは、現状はAmazonだと考えてよさそうだ。より汎用な方向性で人工知能を目指している風に感じられるコンピュータサイエンス企業Googleと、より実質的な物事を実現するアシスタントをつくり、パートナーシップを拡大するAmazon、まだ闘いの火蓋は切られたばかりだ。

今週はこの争いのなかでコンテンツプロバイダーがどう生き残るかについてカカクコム執行役員 宮島 壮洋氏のインタビューを公開した。

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