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この恐怖は『エイリアン』のアレ!?  地球外生命体と闘う『ライフ』  [with]

7/16(日) 11:01配信

講談社 JOSEISHI.NET

宇宙に、地球以外に生物がいる星があるのか?その生き物たちとうまくやっていけるのか?というのは、映画のネタとして使い倒されたネタですが、先月公開の『メッセージ』やマシュー・マコノヒー&ジョディ・フォスターの『コンタクト』あたりは意外といい線ですが、それ以外はみーんな、なんで?!というくらい凶暴で、人間を食ったり狩ったりするタイプで、なかなか友好的な生物は現れていません。

おそらくそれもこれもすべて『エイリアン』シリーズのせいだと、私は思うんですよねー。なんか黒光りしてて、人間に卵産みつけて繭にして、成長すると体突き破って出てきて、めっちゃヨダレ垂れてて、そうやって出てる体液とか血液とか宇宙最強(たぶん)の酸です。返り血なんか浴びた日には全身大やけどで(意外と描写が適当なんで、そうならないときもありますが)、殺されてもただでは死なないという。マジで怖すぎます。

この歴史的シリーズ、第6作目となる最新作『エイリアン・コヴェナント』が9月に公開になるのですが、それはさておき。今回ご紹介したいのは、その多大な影響を受けて作られたに違いない作品『ライフ』です。宇宙探査を進める科学者たちの一団が、未確認の胞子のような生命体を手に入れるのですが、これがめちゃくちゃ凶暴なエイリアンで、エイリアンの形状といい、宇宙船の密室感といい、たった1匹(?)にクルーたちが次々やられていく展開といい、みんなが合言葉のように言う「地球に持ち込むわけにはいかない!」というセリフといい、最初の『エイリアン』そっくり。その一方でこの作品独特の展開もあり、なかなかの面白さです。

『LIFE』を見る前に、エイリアンの前作『プロメテウス』を見て行った私は、これが続編かのような錯覚を覚えてしまいました。『エイリアン・コヴェナント』の兄弟編と言ったら怒る人がいるかもしれませんが、エイリアンは別の宇宙船にも紛れ込んでいたんだわ!的な、パラレルな世界として楽しめる作品になっています。ちなみに日本人俳優の真田広之さんがすごくいい役で出演しています。っていうか、エイリアンとめっちゃ格闘しています。そちらもご注目下さいねー。

『ライフ』 丸の内ピカデリー他全国ロードショー公開中!


文/渥美志保