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「ギアが10速まである」  死角のないフェデラーの勝負強さをレジェンドも絶賛

7/16(日) 15:28配信

THE ANSWER

自身8度目の優勝を目指すウィンブルドン、1セットも落とさずに決勝進出

  男子テニスシングルス世界ランキング5位のロジャー・フェデラー(スイス)は、ウィンブルドン決勝で同6位のマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦する。来月8日に36歳の誕生日を迎えるマエストロは、大会史上単独トップとなる8度目の優勝を目指す。

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 決勝戦まで1セットも失わずに勝ち上がってきた“芝の帝王”について、過去にウィンブルドンを3回制し、昨年までノバク・ジョコビッチのコーチを務めていたボリス・ベッカー氏が解説を務める英公共放送「BBC」で言及。「ギアが10速まである」と語り、圧倒的な勝負強さに脱帽している。

「普通の乗用車のギアは5速、最大で6速だが、ロジャー・フェデラーは10速まで存在するようだ。どんな困難に陥ろうとも、彼はさらに素晴らしいショットを決めることで切り抜けてしまうんだ」

 ベッカー氏の見解では、他のプレイヤーのギアが最大6速なのに対し、フェデラーは10速という“異次元”まで一気にパフォーマンスを高めることができるという。自動車レースの最高峰と呼ばれるF1でもギアは8速。フェデラーはF1の超高速マシーンをも凌ぐ加速力を備えていると感じているようだ。

 実際、準決勝のトマーシュ・ベルディハ(チェコ)戦は、相手がビッグサーブやサーブ&ボレーでプレッシャーを与えようとし、第1、第2セットともタイブレークまでもつれこんだ。しかし、フェデラーは勝負所でダウン・ザ・ラインや絶妙なドロップショットを繰り出し、窮地をいとも簡単に脱出していた。

 記事でベッカー氏はベルディハの奮闘を讃える一方で、フェデラーの偉大さを引き立たせる結果になったと分析している。

元名手のベッカー氏も脱帽「35歳にしてキャリア最高のテニスを見せている」

「ベルディハも十分な評価に値する。彼もレベルを上げて、圧倒的なプレッシャーの中でプレーしていた。しかし、彼が少しでも好機を見出したかと思ったところで、ロジャーは新たな“魔法のショット”を繰り出してしまうんだ」

 テニス史上に名を残す元名手の目にも、フェデラーが窮地で華麗なショットを決める姿は、魔法使いに映ったようだ。

「これが彼を史上最高たらしめているところなんだよ。これほど長きに渡り示している。35歳にしてキャリア最高のテニスを見せることができるなんて、誰が思いつくだろうか」

 死角の見当たらない芝の帝王は、1月の全豪オープン以来となる今季2度目のグランドスラム優勝だけを見据えている。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:7/16(日) 15:50
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