ここから本文です

元MVPレアンドロ・ドミンゲス獲得で、横浜FCのJ1昇格は叶うのか

7/16(日) 19:11配信

webスポルティーバ

 7月15日、ニッパツ三ツ沢球技場。J2リーグ11位の横浜FCは18位のFC岐阜を1-0で下している。横浜は暫定で5位に浮上。J1昇格プレーオフ圏内(6位以内)にカムバックした。

【写真】9歳でレアル・マドリードが惚れ込んだ日本人

 ここまで横浜FCの攻撃を牽引してきたイバ「自分たちがボールを持って攻めたが、決めきれず、失点してしまった。その前後のメンタルが差として出た。横浜のサッカーはPRACTICOだった」

 岐阜のゴールマウスを守ったスペイン人GKビクトルは、試合の流れを端的に説明している。「PRACTICO」は現実的な、実利的な、という意味である。効率的だったということだろう。

 では、横浜FCはこの日の戦い方でJ1昇格の夢を果たせるのか?

 横浜FCは開幕以来、自動昇格圏内(2位)をキープしてきた。センターバックとして補強した元オランダ五輪代表カルフィン・ヨンアピンが守備を堅牢化。さらにエースFW、イバが16ゴールでJ2得点王争いのトップを走って(第22節終了時点)、チームを牽引してきた。

「外国人選手が軸になっている。彼らなしのチームは考えられない。刺激を受けることで、高丘(陽平)のように若い選手が頭角を現している」

 横浜FCの関係者が洩らすように、能力の高い外国人助っ人を両輪にし、チームは成長を示しつつあった。

 しかし、序盤戦の勢いは低下している。直近8試合は1勝6敗1分けで、岐阜戦を前に11位まで転落。イバ、ヨンアピンの2人に攻守で依存してしまい、プレーを相手に読まれるようになった。第23節の岐阜戦も、その傾向は顕著に出た。

 横浜FCは立ち上がりからリトリートしてブロックを作り、ショートカウンターを狙うが、自陣に入られたときの寄せが甘い。むしろ、決定機を作られてしまう。攻撃も前線のイバに蹴り込むだけで、単調を極めた。

「前半は内容的にも決してよくなかったと言えます。相手に決定機を2度、3度と作られ、守備の緊張感が薄くて。高丘がどうにかファインセーブで防いでくれて、ゼロに抑えられました」(横浜FC・中田仁司監督)

 岐阜は4-2-3-1を攻撃時には3-4-3に変化させ(ボランチの1人がバックラインに落ち、両ワイドが高い位置を取る)、サイドに人をかけて目眩(めくるめ)く攻撃を繰り出した。とりわけ、左サイドからの攻撃は迫力満点。福村貴幸がタッチラインで幅を取り、古橋亨梧がSBとCBの間で”暗躍”した。岐阜のボールプレーの質と練度は、横浜FCを上回っていたと言えるだろう。

1/2ページ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Sportiva

集英社

Sportivaムック
4月13日発売

定価 本体1,472円+税

フィギュア特集
『羽生結弦 平昌への道』
■ヘルシンキの激闘
■宇野昌磨、本田真凜ほか