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米ドルの売り残が膨張中、ドル円相場は本当に暴落するのか?

7/17(月) 18:00配信

マネーポストWEB

 ここ最近のドル円相場の環境を見ると、以前にも増して、多くのトレーダーが相場の下落を恐れているように思われる。今年は2017年ということで、「7の年の暴落アノマリー」から、「夏から秋にかけて、何かしら大事件が起こるのではないか」と警戒しているトレーダーも少なくないようだ。では、本当に相場下落の可能性は高いのか? また、今後の相場はどのように動くのか? ここではカリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんに、この夏の相場観を聞いた。

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 私はトレードをする際に、必ず売買比率を確認しますが、7月13日時点でクリック365のドル円相場における売買比率を確認すると、17万枚も売り残が多く、今までに無いような売り越し状態が見られました。

 このデータから読み取れることは、「ドル円相場は下落する」と考えているトレーダーが非常に多い、ということです。

 では、なぜそれほどまでに、下落すると考えるトレーダーが多いのでしょうか?1つ考えられる理由は“7のつく年に関するアノマリー”に対する警戒です。

 過去を振り返ると1987年、1997年、2007年のそれぞれ夏から秋にかけて大事件が勃発して、相場が大きく下落しています。そのため、「2017年の今年もそろそろ何か大事件が起こるのではないか」と警戒して売りポジションを保有するトレーダーが多いのではないか、と想定されます。

 また、米トランプ政権に対する不透明感や、アメリカ経済に対する不安などによって、「そろそろドルが売られるのではないか」と考えるトレーダーも少なくないのかもしれません。

 そして、このように下落に対する警戒がマーケットに広まると、トレーダーの多くは「大多数が下落すると思っているのだから、実際に相場が下落する可能性が高いだろう」と考えがちです。

 しかし、現状の売買比率データを見る限り、そうした状況にはなりづらいと私は考えています。このように大多数のトレーダーが「下落する」と考え、売り残が膨らんでいる今のような状態で、相場が一気にガラガラ下落する可能性は低いということです。

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最終更新:7/17(月) 18:00
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