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ステージIIのがん患者 死なないための治療で死にたくなる

7/17(月) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 年を重ねるにつれて、家族や親戚、友達ががんになったという話を聞く機会は増えていく。2人に1人が罹患する時代といわれて久しい。1979年生まれの今川敦子さん(仮名、38才)。独身。ドラッグストアで働いていた7年前、乳がん(ステージII)が見つかる。温存手術後、抗がん剤などによる化学療法、放射線治療、ホルモン治療を受け、経過良好。がんと診断されて、離職する人は約3割にのぼるが、今川さんは同じ会社で働き続けている。

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 がんになったら働き続けるイメージがなかったので、乳がんの疑いがあり、精密検査を受けると決まった時点で、会社に辞表を提出しました。けれど上司が、「まだがんだと決まったわけではないので、早まらないでくれ」と言ってくれたんです。その後、確定診断を受けたのですが、先生に仕事を辞めた方がいいのかと聞いたら「何を言ってるの?」って感じでした(笑い)。

「入院期間も5日間程度で短いし、あとは通院で治療できるから、仕事は続けてください」と言われ、上司も辞表を撤回してくれたんです。今思えば本当に、辞めなくってよかった。

 でも、治療を受けながら仕事を続けて、つらかったことはたくさん、たくさんありました。

 手術後、抗がん剤や放射線、ホルモン治療などを受けましたが、それはもう、人には説明できないほど、副作用で体調が悪くなりました。抗がん剤を投与した後は、だるくて、体が鉛を背負っているような感じです。ホルモン治療では女性ホルモンを止めるので、最初の2~3年くらいは更年期障害みたいな症状が出ます。集中力がなくなったり、普段できていることができなくなったりしました。

 今まで30分でできていた発注などの事務作業に、1時間かかってしまうんです。休日は遊びに行くどころか、近所のコンビニに行く元気もありませんでした。さらに、高額な治療費も悩みの種でした。

 治療がたくさんある月で、15万~16万円の治療費を支払うときもありました。気分転換に外食したくてもお金がなさすぎて、自分が作った味気ないお弁当を毎日食べるのもつらかった。遊んだり服を買ったりするお金もないし、脱毛してウイッグだし、人目を気にして外に出かけなくなるという悪循環です。

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