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釣り記事の線引き、ユーザーたちの判断は大体正しい:Gunosy 共同創業者 関 喜史

7/17(月) 7:10配信

DIGIDAY[日本版]

広告収益機会を求めるメディアにはページビュー(PV)を増やす強いインセンティブが働いており、ユーザーに記事をクリックさせるための工夫(メディアハック)が積極的に行われるようになった。Gunosyは2016年後半からクリックベイト(釣り)を回避するアルゴリズムを研究開発している。Gunosy 共同創業者 開発本部 データ分析部/東京大学大学院 工学系研究科 客員研究員 博士 関 喜史氏に、同社サービスの大規模データを活用した研究開発の状況や人々のニュースメディア接触の状況を聞いた。

「クリックベイトが広まった背景はいくつかある。『そもそもいままでインターネットってお金にならないよね』みたいな話が2000年代前半ぐらいから2010年代前半ぐらいまであった。広告技術(アドテクノロジー)の進歩や広告市場の拡大により、PVに対してお金がある程度読めるようになってきたのが、ひとつ大きな背景としてあると思っている」。

「つまり、2000年代中盤はメディアがお金を稼ぐためには『月いくらの広告をどんと取られたら売上が上がるし、取られなかったら売上が上がらない』、そういう世界感だった時期があったと思う。今はわりとPVに関してある程度、計画が立てられて読めるようになり、ビジネスとしてわりと成立するようになってきた」。

「一方で『じゃあPVが高まれば売上が上がるよね』という状況においては、コストを安くPVを高めようみたいな向きが当然ながら起こっている。そういった流れが過剰になっていくと、いわゆるタイトルだけで釣って中身は関係ないようなものを作るインセンティブが多少生まれてしまう」。

「ただ一方でそれをユーザーが見抜くのが現状難しい。当然ながらユーザーは読んだ後じゃないとそれがいいかどうかわからない。そもそもじゃあこのメディアの記事は信用できるけど、このメディアの記事は信用できないみたいな、その情報を頭にユーザーがインプットできるかというと、そういう問題ではない」。

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