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「おとなの可愛い」をイタくさせないためには“○”が大切 [おとなスタイル]

7/17(月) 10:01配信

講談社 JOSEISHI.NET

いくつになっても可愛いものが好きなおとなは多いけれど、「50代の可愛いは“今”をどう受け入れ、おしゃれを更新していくかが肝心」と、おとな世代にも支持されているスタイリスト岡部久仁子さん。そこで、岡部さん自身、可愛いものとはどんなふうに付き合っているのか、聞いてみました。

「リボンやピンクの服や小物、ということなら、個人的には苦手です。どちらかというとカッコよく見せたい方で、自分のライフスタイルやキャラクターには合わないと思っていますから。
でも、年をとると、甘さも適度にないと女性らしさに欠けて、マニッシュを通り越してオジサンになってしまう。要は甘辛バランスが必要なんです」

適度な甘さ。そのさじ加減を自分で見極めるのは、難しそうだが――。

「フリルやリボンが好きなら、色はシックなものを選ぶ。ボトムスはパンツで締める。ジャケットとパンツでカッコよくするなら、イヤリングやネックレスにパールを取り入れてみる……と少しずつ足していけば失敗しません」

好きなものが似合うとは限らないので、似合うかどうか、甘辛のバランスはやりすぎていないか、ショップスタッフや友人などに客観的に見てもらう機会をつくり、意見を聞くことも、自分更新には大事なことだ。
「もう1つ、忘れてはいけない点、それはおとなが可愛いものを選ぶときには“質”も重要だということ。
どんなに流行っていても“安カワ”はおとなには難しい。ある程度の値段がするものには、それだけの思いや手間もかけられているし、素材の差もはっきりわかります。手作りの可愛いもの、美しいもの、そして自分の肌に合って気持ちよく着られるものを選んでいけば、可愛い=勘違いには、なりにくいものなんです」

岡部久仁子さん「私の好きなもの」

「ピンクも動物も得意ではないのに、着物の粋の中だと躊躇なく取り入れられて」草花や生き物をモチーフにした帯や帯留めは明るい色が多いとのこと。ピンクのバッグはADMJのもの。

勘違いに陥らない“おとな可愛い”の習慣

「フリルやリボン、甘い色、ふわふわなど、見た目にわかる甘さは、3つ以上だと過剰。シャープなもの、シックなものに合わせ、バランスをとって」

“安カワ”はおとなには無理。
「単に、高いものがいいのではなく、作る人の思いや手間暇がかかっているものには、それだけの価値があるということ」

教えてくれたのは

スタイリスト 岡部久仁子さん
おとなを上品に見せるコーディネートが評判。近著に、着こなしのノウハウをまとめた『99%の人が知らない 1%のおしゃれ術』(KADOKAWA)がある。


『おとなスタイル』Vol.7 2017春号より
撮影/森本洋輔 イラスト/服部あさ美