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マリオはゲームの世界で何回“死んだ”のか、真面目に計算してみた

7/17(月) 12:11配信

WIRED.jp

1981年7月9日。この日に発売されたアーケードゲーム機『ドンキーコング』のなかで、小さな口ひげの配管工の男が懸命にジャンプを繰り返していた。この日は、のちにマリオと名を変えてスターダムに躍り出たキャラクターが生まれた日であると同時に、永遠に繰り返される「死」の始まりでもあった。そこで素朴な疑問がわいてきた。マリオはいったい過去に何回、“死んだ”のだろうか──。

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これまでの歴史のなかで「特別な瞬間」があるとすれば、1981年7月9日は、まさにそんな記念すべき日だった。この日、任天堂からアーケードゲーム機『ドンキーコング』が発売され、口ひげのある小さなキャラクター「ジャンプマン」が世界にデヴューしたのである。

誕生と同時に「繰り返される死」も始まった

お人好しなジャンプマンは、ひとつだけシンプルな才能を持っていた。「ジャンプする」ことである。ジャンプマンは、ゲーム名の由来となっているゴリラの悪党が投げつける樽を飛び越え、“戦場”となる工事現場で鉄骨を横切り、駆け抜ける火の玉を跳び避ける。捕らえられた愛するプリンセスを助けたい一心で、彼はひたすらジャンプ、ジャンプ、ジャンプする。

しかし彼がジャンプをするのは決して「生きる」ためだけではない。1981年7月9日、この日は同時に、彼が「死を開始」した最初の日でもあるのだ。しかも、何度も、何度も。

『ドンキーコング』は、発売されたその年に6万ドル(約675万円)のセールスを記録した。プレーヤーはゲームセンターで『ドンキーコング』専用のゲーム機に25セントコインを投じるたびに、3回の貴重なジャンプマンの命を授かるわけだが、これがなかなか続かない。『ドンキーコング』史上最強のプレーヤーであるビリー・ミッチェルは、こう表現する。「標準的なドンキーコングだと、1分ももちません。これは極めて無慈悲な行為です」

かつてジャンプマンと呼ばれたキャラクターは、のちにマリオへと名を変えて人気者になった。その生誕36周年を祝おうと考えるうちに、『WIRED』US版はこんな疑問にたどり着いた。「結局のところ、マリオは何回死んだのだろう」──。

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最終更新:7/17(月) 12:11
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