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本当は教えたくないネット証券で得する裏ワザ

7/17(月) 8:50配信

HARBOR BUSINESS Online

IPOの当選率がアップ、保有銘柄を貸し出して高金利ゲット、急騰銘柄を簡単検索など、知っている人だけが使っているテクニックがあった。実力派の個人投資家が活用する本当は教えたくないネット証券の裏ワザを公開!

 1年間で8銘柄のIPOに当選――いくらネット証券に資金を入れていても、IPOにはなかなか当選しないもの。特に人気のIPOとなれば、億り人といえども当たらないことは多い。しかし、昨夏に口座を開設し、この1年で8回もIPOに当たったというのは、不動産投資のコンサルティング事業を行う健太郎氏だ。

 SBI証券には、「IFA」(インディペンデント・ファイナンシャル・アドバイザー)という独立して資産運用のアドバイスを行う人たちがいる。証券会社の営業マンとは違って独立した代理店のようなところだ。大手証券の対面営業ならIPOに当たりやすいのはよく知られているが、ネット証券でもそれが可能だというのだ。

「最近では4月25日上場のアセンテックに200株当選し、公開価格2000円から初値5950円と約3倍になり、80万円ほどの利益を得ることができました。ほかにも、3月9日に上場したピーバンドットコムは300株当選し、公開価格1650円に対し初値3530円で約40万円の利益。この1年で8銘柄に当選して、300万円以上は儲かっていると思いますね」(健太郎氏)

 対面営業では、高い手数料の投資信託を買う見返りとしてIPOがもらえることが多いが、ネット証券の対面営業はどうか?

「口座には500万円入れていて、毎月積み立てのファンドを毎月300万円買っています。確かに手数料の高い投信もありますが、ファンド自体も上昇して儲かっているし、IPOで十分な利益になっているので、手数料は気にならないですね」(同)

 また、健太郎氏の本業である不動産投資コンサルティングの顧客をIFAに紹介したところ、顧客にも早速ビーブレイクシステムズが200株当たり、120万円ほど儲けられたという。

 しかし、毎月300万円も積み立てるのはハードルが高い。

「いえ、例えば1200万円あれば毎月100万円の積み立てを1年続けられますよね。いい時期に売却して、その資金でまた新しい投信を買うなど、1000万円ほどあればIFAの方が喜ぶ使い方ができると思いますよ」

 そんなに資金がない人は?

「保険の営業マンはいろいろな業界の人と繋がりがありますから、『いいIFAを紹介してくれるなら保険に入ってもいいよ』と話してみるのも手だと思います。保険は誰から買っても一緒ですから、私は人を紹介してくれるかどうかを重視して選んでいますね」

 保険の営業マンが「いいお客さんだからIPOを当ててあげてよ」とIFAに口利きしてくれれば儲けものだ。

 ちなみに、ネット証券なら「むさし証券」が狙い目だという。

「むさし証券の母体は千代田証券と山文証券で、ともに旧協和埼玉銀行系。今でも、りそな銀行から取締役が送り込まれる親密な関係にあります。りそな銀行を経由したIPO案件が持ち込まれやすく、対面用の口座とネットトレード用口座の2つの販売チャネルがありますが、IPOは双方に割り当てられます。ネット口座のIPOは売買代金などによらない完全な無作為抽選。大手証券と比べると割り当てられる枚数は少ないですが、IPO狙いでむさし証券の口座を開いている人は少ないので、比較的当たりやすいと評判です」(株式ジャーナリスト・大神田貴文氏)

◆金利10%超もある貸株サービス

「保有株を貸し出すと、そのお礼として1~5%程度の金利がもらえる『貸株』というサービスがあるんです」

 そう話すのは、約6000万円を運用する個人投資家の羽田僚氏(仮名)。貸し出した株は、空売り用の株として使われたりする。

「1%未満の金利の銘柄が多いのですが、個人投資家に人気のFFRIの11%、ソレイジア・ファーマの12%、JIG-SAWの15%など、かなり高い金利がもらえるのでやらないのは損ですね。以前、私がDeNAを1万5000株持っていたとき、全株を貸株に出して40万円ほどをもらいました」

 しかも、貸し出している最中でもいつでも売却でき、配当金や株主優待ももらうことができる。

「上がっている株ほど空売り需要もあるので、証券会社は金利を高くしてでも集めようとします。例えば、1000万円分持っている株の貸株金利3%だと30万円もらえますが、株価が上昇して2000万円になったら、貸株金利が5%になることもよくあるんです。このとき、2000万円×5%で100万円の金利がもらえる。株価が上がると利回りが下がる配当とは異なり、貸株は株価が上がると、それだけ多くもらえるんです」(羽田氏)

 塩漬けや株主優待目当てで長期保有している銘柄はもちろん、長期で上昇を狙っていく銘柄も貸株に向いているのだ。

 長期で上昇し続けている銘柄や急騰した銘柄など、チャートの形のいい銘柄を簡単に探すのにうってつけの裏技がある。総利益2.5億円になった個人投資家のむらやん氏は「チャート形状銘柄検索ツール」をオススメする。

「リアルタイムに急上昇している銘柄を見つけるにはツイッターが便利ですが、ネット証券の『チャート形状銘柄検索ツール』で『急上昇』の形を選ぶと、この数日急騰しているトレイダーズやデジタルアドベンチャー、ドリコムなど旬な銘柄が一発で検索できます」

 「急上昇」で見つけた銘柄なら、デイトレで飛び乗るのも有効だろう。中長期派なら「上昇基調」などから選ぶとよさそうだ。

 機関投資家で働く会社員で億り人のまつのすけ氏は、「FXの口座開設ほど高額ではありませんが、証券口座のキャッシュバックキャンペーンも見逃せません」と話す。

「商品先物系のフジトミでは、くりっく365、くりっく株365、オンライン商品先物取引の口座を開設し、初回建玉をするとそれぞれ3000円、最大9000円のクオカードがもらえてお得ですよ」

 知っている人だけが得をする。

◆【裏ワザ1】この1年で健太郎氏が当選したIPO一覧

アセンテック(マザーズ・3565)

当選株数:200株

上場日:’17年4月25日

公開価格→初値:2000円→5950円

利益額:約80万円

ピーバンドットコム(マザーズ・3559)

当選株数:300株

上場日:’17年3月9日

公開価格→初値:1650円→3530円

利益額:約40万円

グレイステクノロジー(マザーズ・6541)

当選株数:200株

上場日:’16年12月21日

公開価格→初値:3100円→7130円

利益額約:80万円

シンシア(マザーズ・7782)

当選株数:200株

上場日:’16年12月16日

公開価格→初値:2100円→1950円

利益額:微損

キャリアインデックス(マザーズ・6538)

当選株数:200株

上場日:’16年12月14日

公開価格→初値:6060円→6150円

利益額:微益

エルテス(マザーズ・3967)

当選株数:200株

上場日:’16年11月29日

公開価格→初値:1790円→6510円

利益額:約90万円

デュアルタップ(JASDAQ・3469)

当選株数:200株

上場日:’16年7月21日

公開価格→初値:1110円→2520円

利益額:約30万円

LINE(マザーズ・3938)

当選株数500株

上場日’16年7月21日

公開価格→初値:3300円→4900円

利益額:約30万円

◆【裏ワザ2】金利1%超も多い貸株サービス

羽田僚氏は保有していた1万5000株のDeNA株で40万円ほどの貸株金利をもらったという

◆【裏ワザ3】チャートの形状から一発検索!

無料で使える「チャート形状銘柄検索ツール」。好みのチャートの銘柄を簡単に見つけられる

取材・文/ネット証券の裏ワザ取材班

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