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新型カムリに採用されたアイシングループの世界初の技術とは?

7/17(月) 16:33配信

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クルマづくりにおいて「ガラスとタイヤ以外」のすべてを作っているといわれるアイシングループ。トヨタグループに属しますが、ほかの国内外の自動車メーカーなどに部品を供給しています。新型トヨタ・カムリにも同グループの技術、部品が数多く採用されています。

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まず、パワートレインでは、3 種類の新製品が搭載されています。



世界初の「内接ギヤ式」が採用されたアイシン精機製の「連続可変容量オイルポンプ」は、エンジンの条件に合わせ最適な油量を供給し、燃費向上に寄与。独自の歯形を採用することでシンプルかつコンパクトな構造が可能になり、従来の同型品に比べて25%の小型化と33%の軽量化を実現したそうです。



エンジンの状態に応じてオイルの吐出量をきめ細やかに制御することにより、必要最小限の油量・油圧を供給することができるようになり、オイルポンプの仕事量を63%も低減。

また、エンジンの冷却最適化、そしてエンジン負荷の軽減により燃費向上に寄与する「電動ウォータープンプ」も改良されています。こちらもアイシン精機製で、モーターの磁石の形状や配置を工夫することで、従来の同型品よりも39%小型化され、36%の軽量化が図られています。



基本設計を見直して小型・軽量化を実現し、同時に効率化を図ることで、従来から搭載されているハイブリッド用エンジンだけでなく、純ガソリンエンジンにも対応できるようになったそうです。



トヨタとアイシン・エィ・ダブリュにより共同開発された「FF2 モーターハイブリッドトランスミッション」では、レイアウトを抜本的に変更。コンパクト化と低燃費に貢献します。なお、同製品はトヨタ自動車で生産されています。



安全面では2つの新製品が搭載されています。新開発のフロントディスクブレーキでは、キャリパー内のピストン挙動を安定化させることにより、ブレーキフィーリングを向上させたとのこと。また、ディスクロータのフィンの形状を刷新するとで、冷却性を大幅に向上させるとともに、キャリパー形状を見直すことによって、従来車に比べて6%の軽量化が達成されています。



新世代のキャリパー体式電動パーキングブレーキは、独自のギヤ軸保持構造を採用。作動音を従来製品よりも5%低減し、世界トップクラスの静粛性を実現しているそうです。フロントディスクブレーキ、キャリパー体式電動パーキングブレーキともにアドヴィックス製です。



6 月に発表された北米仕様の新型カムリには、上記の5アイテムに加えて、パワートレインではトヨタと共同開発された世界トップレベルの伝達効率を誇る「FF8 速オートマチックトラ ンスミッション(Direct Shift-8AT)」が搭載されています。



ほかにも、いままでよりもスムーズかつ、到着時間などの時間精度の高い目的地案内を実現した新開発「ダイナミックナビゲーション」も採用されています。



(文/塚田勝弘 写真/塚田勝弘、アイシングループ)

最終更新:7/17(月) 16:33
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