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虫たちのパリコレ? 美しい色の虫、大集合

7/18(火) 10:43配信

オーヴォ

 フランス大革命期を巧みに生き抜いた政治家ジョゼフ・フーシェ。ロベスピエールやナポレオンなどその時々の権力者に取り入り高官に上り詰めながらも没落は共にせず、ギロチン送りにした政敵と違って、日本風にいえば、最期は畳の上で天寿を全うした“カメレオン政治家”だ。 その見事なカメレオンぶりはシュテファン・ツワイクの「ジョゼフ・フーシェ―ある政治的人間の肖像」(岩波文庫)に詳しい。離反と裏切りが付きものの「政治」の本質を、フーシェという格好の人物を通して内実豊かに描ききった。

 「政界渡り鳥」と時に称される小池百合子・東京都知事には「失敗の本質」よりは、むしろこちらの「ジョゼフ・フーシェ」を愛読書に挙げてほしかった。切り返し上手の都知事にはひねりとにらみが利いてピッタリだ。

 さて本家のカメレオン。

 体の色を見事に変え、背景色と一体化して身を守ったり、餌を取ったりする“色の魔術師”だ。色が生死を決めてしまうのだから、“色”というものが生き物たちの世界で大変重要なものであることが分かる。多くの生き物が大なり小なり、防御や異性へのアピールなどに効果的な「自分色」を持っているのだろうか。

 そんな生き物たちの「色の世界」を、東京スカイツリータウン(東京ソラマチ5階)で開催中の「大昆虫展」でたっぷり楽しめる。宝石の輝きに負けないカラフルな色の「きらめく甲虫」標本を数多く展示している。

 標本は九州大学総合研究博物館の丸山宗利さんのコレクション。タマムシやゾウムシ、カミキリムシなど、そのままペンダントなどのアクセサリーになってもおかしくない、世界中から集められた美しい色の虫たちが並ぶ。どうしてこんなに美しく“着飾っている”のか、想像たくましくいろいろ考えたくなるほど神秘的な色に彩られている。

 

「大昆虫展」では、200匹以上のカブトムシに直接触れることができるコーナーもあり、「昆虫たちの世界」を満喫できる企画を数多くそろえている。開催期間は8月23日まで。

最終更新:7/18(火) 10:43
オーヴォ