ここから本文です

百恵さんも広末さんも、品川女子は「大家族」 OG会長のモデル藤森さんが語る

7/18(火) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 かつての志願者5人から人気校に復活した私立の中高一貫校、品川女子学院(品女、東京・品川)。高い人気の理由はどこにあるのか。同校OG会の会長で、自ら乳がんを患った経験から昨年、がんサバイバーを支援するNPO法人を立ち上げたモデルの藤森香衣さん(41)に語ってもらった。

かつては芸能人が通う学校として有名だった。

 私は10歳の時にモデルとしてスカウトされ、11歳のときからテレビCMなどのモデルの仕事をしていました。モデルはずっと続けようと思っていましたが、勉強もちゃんとしたかったので、高校は、モデルの仕事と勉強を両立できるところに行こうと考えていました。それが品川女子学院に入った理由です。現在は完全中高一貫校ですが、当時は高校からでも入ることができました。
 意外かもしれませんが、東京でも芸能活動を認めている女子校は、決して多くありません。都内には限られた数校しかなかったんです。それも、品女に芸能人が集まった理由だと思います。一昔前ですけど、歌手として活躍した山口百恵さんや桜田淳子さんらが、品女の先輩にあたります。私が卒業した年には、広末涼子さんが入学しました。
 実は制服がかわいかったことも、品女を選んだ動機です。品女の制服は、私が入学する直前にキャメル色のブレザーにデザインが一新したんです。のちに女優やキャスターとして活躍する大石恵さんが、制服姿で学校案内のパンフレットの表紙を飾り、それを見て、すごく素敵だなと私も絶対に品女の制服を着たいと思いました。
 ちなみに、その制服は現在、校長と理事長をされている漆紫穂子先生ら当時の若手教員が中心となってデザインしたものなんです。制服は黒か紺という常識を破ったキャメル色のブレザーは、大きな反響を呼びました。品女が新しいイメージの女子の制服をつくったことで話題になりました。お陰で、それ以降、キャメル色の制服がテレビドラマやCMで流行しました。

志願者が一桁の時代も

 品女は、私が入るかなり前には、中等部の志願者が一桁という大変な時代もあったようです。1970年~80年代とか、志願者が5人ぐらいにまで下がり、校長先生たちは大変な苦労をされたと伺いました。しかし、私が入学した1990年代ころから、進学教育に力を入れ始め、入試の偏差値も少しずつ上がっていました。ユニークなキャリア教育をしていることでも有名になりました。
 私自身は、学校推薦で入学しました。とはいえ、学校推薦を得るにはいい成績をとらないといけないので、中学時代、勉強はかなり一生懸命やりました。モデルの仕事で授業を休みがちだったため、同級生のみんなよりも勉強しなくてはというプレッシャーが常にありました。
 入学前のイメージは仕事と勉強が両立できる学校というぐらいで、あまり具体的なイメージは持っていませんでした。ただ、私立の女子校なので、規律が厳しく、生徒は真面目で大人しい子ばかりなのかなと、ちょっと想像したりもしました。
 ところが、入ってみると、想像とは正反対でした。授業では、みんな活発に意見を述べたり、質問したり、部活動や体育祭、文化祭、合唱祭などの学校行事でも積極的なんで驚きました。とにかく元気な子が多かったです。明るくて前向きな子たちに囲まれるので、そうでない子も品女に入ると性格が変わるようです。
 私はOG会の会長として現役の生徒たちとも交流がありますが、活発な子が多いのは昔と変わりません。今の生徒の中にもモデルやタレントの仕事をしている子がいますが、彼女たちは、「仕事も、勉強も、部活もみんなやりたい」と、とても欲張りなことを言っています。
 先生方も、昔から、生徒の相談を親身になって聞いてくれるなど生徒との距離がとても近く、学校全体が一つの大きな家族のような雰囲気でした。当時の校長先生はやさしくて本当の親のような存在でした。
 当時教わった先生の中には、今でも品女で教えている先生が何人もいます。ですから、年の離れた現役の生徒と話をしていても、共通の先生の話題で盛り上がります。

1/2ページ

最終更新:7/18(火) 7:47
NIKKEI STYLE

記事提供社からのご案内(外部サイト)

ライフスタイルに知的な刺激を。
生活情報から仕事、家計管理まで幅広く掲載
トレンド情報や役立つノウハウも提供します
幅広い読者の知的関心にこたえます。