ここから本文です

創立70周年を迎えるディオールがファッション史に刻んだ7つの軌跡

7/18(火) 15:00配信

ハーパーズ バザー・オンライン

ディオールはハーパーズバザーと深く結びついているブランドだ。ディオール創立70周年の今年は、ちょうどバザー創刊150周年にあたる。まさに、相互につながるレガシーを振り返るのにふさわしい時である。
ディオールとバザーは、1930年代にクリスチャン・ディオールがバザーにファッションイラストを描く仕事をしていたことに始まる共有の遺産を持っている。ディオールの豪華なクリエーションがページ全体を魅了し、今日もなお、この2つのブランドが互いに共鳴しあっていることがわかる。

【関連記事】独占公開!ディオール2016-17秋冬オートクチュールコレクションができるまで

それこそが、ディオールとバザー両方が、それぞれ偉大な創設者やリーダーたちが亡くなり新しい才能に代わってからも繁栄を続ける力だ。1957年のクリスチャン・ディオールの死後、イヴ・サンローランからマリア・グラツィア・キウリまで6人のすばらしいデザイナーたちによって、彼の精神は受け継がれてきた。代々の後継者たちは、ブランドにユニークなビジョンをもたらす一方で、クチュールハウス継続のために不可欠の存在となった。

ディオールの歴史の中でもアイコン的な出来事を記念する展覧会が、今、パリ装飾美術館で開催されている。その展覧会『Christian Dior : Designer of Dreams』は同美術館で開かれる過去最大規模の展覧会で、スケッチからシューズ、香水、ダイアナ妃やジェニファー・ローレンスが着用したクチュールドレスまで、アーカイブのアイテムをたどりながら、ディオールの豪華な世界を旅することができる。
まさに、クリスチャン・ディオールの創造性と、彼の足跡を継いだ6人のデザイナーへの記念碑となるトリビュート。そのお祝いに、それぞれの成功の秘密と、それがどのように私たちのファッションを変えたのか、振り返ってみよう。

1. クリスチャン・ディオールのニュールック

1947年2月、クリスチャン・ディオールは渦を巻くようなフルスカートと、ウエストがくびれたピッタリとフィットするジャケットのコレクションで、自身の名を冠したブランドを立ちあげた。
伝説によると、バザー編集長のカーメル・スノウはショーが終わると真っ先に楽屋に駆け込み、ムッシュ・ディオールを祝福したという。彼女が庇護したディオールを有名にした「あなたのドレスはまさしくニュールックね」というフレーズを思いついたのは、実は彼女だった。
この“ニュールック”は世界中で喝采を浴び、デパートから戦後の緊縮経済を一掃し、女性のシルエットに革命を起こした。

1/3ページ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

ハーパーズ バザー

ハースト婦人画報社

2017年11月号
2017年9月20日発売

定価:700円

1867年にNYで誕生した世界初の女性
ファッション誌『ハーパーズ バザー』。
厳選された情報を美しいビジュアルと
ともに発信しています。