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甘酒の「飲む点滴効果」は本当か!?

7/18(火) 12:05配信

OurAge

「甘酒をインターネットで調べると、さまざまな効果効能がまことしやかに記載されています。しかし、そのほとんどにはエビデンスがないのが実情です」と語るのは、八海醸造 研究開発室長の倉橋敦さん。

「世界の主要な医学・生物学雑誌を網羅するデータベース『PubMed』で検索すると、ヨーグルトは2,853件、チーズは9,809件もの論文がヒットします。では甘酒は、というとたったの2件なのです」

しかも、そのうちの1件は「八海醸造」の論文だという。甘酒の機能については多くのことが謳われているのに、学術論文として報告されているものは乏しい、と倉橋さん。

そこで、甘酒メーカーとして内容成分をしっかりと把握し、正しい情報を発信していくことが使命として、自社で成分解析を行うとともに、大学や公設試験場とも連携して機能研究も進めているという。

◆「飲む点滴」は本当だった!?
八海醸造が販売する「麹だけでつくったあまさけ」の主成分はグルコースで、全体の23%程度を占めている。グルコースはブドウ糖で、いわばエネルギー源となる。また、20種類のアミノ酸すべてと、B12を除くビタミンB群が含まれている。 そしてさらに研究を進めた結果、そのほかにも350以上の物質が含まれているとあきらかになったそうだ。

「その中でも着目しているのがオリゴ糖です。麹甘酒にトレハロースやソホロースが含まれることを八海醸造が発見し、論文も提出しています」

もうひとつ、アミノ酸の1種だというエルゴチオネインについても研究を進めている、と倉橋さん。

「圧倒的にに抗酸化力が高いのです。高価な基礎化粧品にも使われている成分で、素材自体がとても高価なものです」

8月には、乳製品を使用せず植物性の乳酸菌で発酵させた「麹だけでつくったあまさけ」の新製品を発売するという。甘酒ブームは、まだまだ続きそうだ。

最終更新:7/18(火) 12:05
OurAge