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“相思相愛”の引退― NBAの名手が愛する球団に電撃凱旋 胸に秘めた万感の想いとは

7/18(火) 11:45配信

THE ANSWER

昨季限りで現役を引退したピアースがセルティックスと“1日契約”

 NBAボストン・セルティックスは17日、2016-17シーズン限りでの現役引退を表明していたポール・ピアースとの契約を電撃発表。オールスター出場10度を誇るベテランは、プロ入りから15年を過ごした愛するチームの一員として、キャリアにピリオドを打った。

【写真】「彼が帰ってきた!」…セルティックスが公式ツイッターで紹介したピアース“復活”の瞬間

 まさに「相思相愛」の最後だった。

 1998年にドラフト1巡目10位で名門セルティックス入りしたピアースは、1年目から中心選手として活躍。勝負強いプレーで3年目の2000-01シーズンには平均得点を20点の大台に乗せ、翌年からは5年連続でオールスター出場も果たすなど、“ザ・トゥルース”(本物)の愛称で親しまれた。

 2007-08シーズンには、移籍してきたスター選手のケビン・ガーネット、レイ・アレンととも「ビッグ3」を結成。シーズン66勝を挙げると、リーグ優勝を懸けたファイナルでは平均21.8得点、4.5リバウンド、6.3アシストをマークし、自身初、チームとしても22年ぶり17回目のリーグタイトルを手にした。ピアースは見事ファイナルMVPに輝いている。

 カンファレンス最下位からNBAの頂点まで酸いも甘いもかみ分けたピアースはその後、2013-14シーズンにブルックリン・ネッツへと移籍し、ワシントン・ウィザーズ、ロサンゼルス・クリッパーズを渡り歩いた。それでも、セルティックス在籍15年間で記録した3点シュート成功数(1823本)、フリースロー成功数(6434本)、スティール数(1583本)は球団史上歴代トップ。通算2万4021得点も同2位と、セルティックスと共に歩んだNBA人生だった。

晴れて愛する球団の一員として引退「俺は生涯セルティックだ」

 昨季開幕前にピアースは現役引退を表明。シーズン終了後にクリッパーズでキャリアに終止符を打ったが、今回セルティックスと“1日契約”を結び、晴れて伝統ある緑の球団の一員としてユニホームを脱ぐことになった。

 セルティックスは公式サイトでピアースの談話を紹介している。

「もう一度、自分をボストン・セルティックスの一員だと呼べる機会が来るなんて光栄だ。このチームとこの町が、俺をここに導いてくれて、俺を皆の仲間の1人にしてくれた。これ以外の方法でキャリアを終えることは想像できなかった。俺は生涯セルティックだ」

“ザ・トゥルース”の万感の想いと言っていいだろう。

 セルティックスとともに――。愛する球団に身を捧げたピアースの存在は、後世まで語り継がれていくだろう。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:7/19(水) 9:43
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