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「5なぜ」でひも解く、トヨタ式「要因解析」

7/18(火) 19:13配信

オルタナ

トヨタ財団は7月13日、トヨタ自動車の問題解決手法をNPO向けに伝える「トヨタNPOカレッジ カイケツ」第4回を開催した。今回は「問題解決」の8ステップの「目標設定」と、問題の真因を探る「要因解析」。17団体の代表が4グループに分かれて、要因解析の手法「5なぜ」などを行いながら、問題の解決方法を探った。(オルタナ副編集長=吉田広子)

「トヨタNPOカレッジ カイケツ」は、トヨタ財団が助成金を拠出するだけでなく、トヨタ自動車の手法を活用し、NPOに問題解決力を身に付けてもらうことを目的に企画した。これにより、各NPOが社会課題解決の担い手として各地域で活躍してもらうことを目指す。2016年度に続き、2期目の開催となる。

講師は、トヨタ自動車業務品質改善部の古谷健夫主査、同社同部第1TQM室の藤原慎太郎主査のほか、元トヨタ自動車の改善QA研究所の杉浦和夫氏、のぞみ経営研究所の中野昭男所長の4人が務めている。

■目標はより具体的に設定

特定非営利活動法人芦生(あしう)自然学校(京都府南丹市)の総務部長・青田真樹さんは、本来の業務である企画や総務の仕事に時間を割くため、働き方の見直しを進めている。青田さんは、京都・美山を拠点とし、芦生自然学校を含めた5つの組織で働いているという。

現状把握として、どの業務にどのくらい時間をかけているか、労働時間の記録を付けたところ、最も時間を割いていたのが会議や打ち合わせで、その次が移動時間であることが分かった。京都市内にある行政機関との打ち合わせも多く、移動時間だけで全体の2割を占めていた。

青田さんは、「体感的に時間がかかっていることは分かっていたが、ここまで会議や移動に時間をかけていたことに、記録を付けて初めて気付いた」と言う。

現状が把握できたら、次は「目標設定」だ。藤原講師は、「初めから長期的で大きな目標を立てず、まずは3カ月程度先をゴールに見据えて、頑張れば達成できそうな目標を設定するのが良い。問題解決のステップを繰り返していくことで、段々と大きな問題にも対応できるようになる」と助言する。

青田さんは、会議の資料作成と移動時間に焦点を当てた。どのくらい削減するか、パーセンテージや時間など数値で目標を設定する。

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最終更新:7/18(火) 20:16
オルタナ

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