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U-19日本代表SB、杉山弾斗のジェフ入団が決定!「フランスまで来てくれて熱意を感じた」

7/18(火) 10:30配信

SOCCER DIGEST Web

「大学か、プロか。しばらくずっと悩んでいました」。

 今季高校サッカー界ナンバー1の左サイドバック、市立船橋高校の杉山弾斗のプロ行きが決まった。西日本を含めた複数のJ1クラブが関心を示していた逸材だが、射止めたのはJ2のジェフ千葉。クラブ側の熱意と誠意が実を結んだ恰好だ。
 
「大学か、プロか。しばらくずっと悩んでいました」
 
 杉山は決断に至るまでの過程を、そうシンプルに振り返る。
 
 両親からは進学を強く薦められていたという。日本高校選抜やU-19日本代表で一緒になった選手にも“取材”を敢行。プロ入りと大学進学を選んだ選手にそれぞれ話を聞いた。「大学行くのもいいぞ」と勧めてくれる選手がいた一方で、杉山にとって大きかったのは「プロに行った選手たちで、それを否定する選手がいなかったこと」。高校の先輩であるFW永藤歩(モンテディオ山形)やDF杉岡大暉(湘南ベルマーレ)にも電話で相談に乗ってもらい、あらためて自分の進路を吟味。やがて「自分の中で80%くらいは決まっていたことだった」というひとつの結論に至る。
 
 あらためて両親からは進学を強く薦められたが、自分の意思を伝えてこれを説得。千葉入りを決断した。
 
 では、なぜ千葉だったのか。やはり「ずっと見てくれていた」というのが大きかったようだ。「去年から彼のことを評価してくれていた」と朝岡隆蔵監督が言うように、早い段階から獲得の熱意を示していたのがひとつの要素だった。夏のインターハイまで待てば、より大きなクラブから正式オファーが届く可能性があったが、そんな“にわか”ではなく、「フランス(トゥーロン国際大会)にまで来てくれて、熱意を感じた」(杉山)という千葉を選択したのだ。

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宮城インターハイでのパフォーマンスに注目。

 杉山の背中を押したもうひとつの要因が、千葉の若手選手に対する考え方だ。

「(青森山田高校から今季新加入の)高橋壱晟くんはもう出ている」(杉山)と話すように、ルーキーでさえ積極登用する姿勢に好印象を受けた。練習参加した際には、決して手の届かないレベルでないと手応えも得られたという。
 
 U-18・19の日本代表にも名を連ねる杉山の最大の武器は、上下動を繰り返しながら質の高いクロスを送れること。左足から放つリスタートキックも大きな魅力だ。「1年目が大事だと思うし、開幕からスタメンを獲るくらいの気持ちでやらないと」と意気込む。もちろん、「このままの実力で通用するとは思っていない」と認めており、ここからの半年間でのさらなる成長を期している。
 
 Jスカウト陣が争奪戦を繰り広げた高性能サイドバック。7月29日に開幕する宮城インターハイではどんなパフォーマンスを披露するのか。そして、連覇を狙う市立船橋の主将としていかに振る舞うのか。要チェックだ。
 
取材・文:川端暁彦(フリーライター)
 
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PROFILE
杉山弾斗(すぎやま・だんと)
1999年5月20日生まれ、東京都出身
175cm・68kg
白百合SC-FC東京U-15むさし-市立船橋高
U-18、U-19日本代表(2017年実績)
 
ジェフ千葉公式HPに掲載された本人のメッセージは以下の通り。

「この度、市立船橋高校から加入することとなりました杉山弾斗です。自分の夢に向けての第一歩をジェフユナイテッド市原・千葉で踏み出せることをとても嬉しく思います。今までの自分のサッカー人生に携わってくださり、成長させてくださった多くの方々に感謝をし、1日でも早くチームに貢献できるように頑張っていきます」 

最終更新:8/7(月) 17:18
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