ここから本文です

シャペコエンセ戦へ抱負。友人ふたりを亡くした浦和のR・シルバ「心にずっと残る一戦に」

7/18(火) 17:27配信

SOCCER DIGEST Web

日本サッカー協会で記者会見。ペトロヴィッチ監督は「ブラジルのクラブとの対戦は面白くなるはず。Jのサッカーを示す」と抱負。

 8月15日(19時開始)に埼玉スタジアムで開催される「スルガ銀行チャンピオンシップ2017(主催・日本サッカー協会、南米サッカー連盟、Jリーグ)」の浦和レッズ-シャペコエンセ戦に向けて、7月18日、日本サッカー協会で記者会見が行なわれた。登壇した浦和のラファエル・シルバは「スペクタクルで、心に残る一戦にしたい」、ペトロヴィッチ監督が「この意義深い一戦。Jリーグがこういったサッカーができるのかと世界に示したい」と抱負を語った。チケットは発売中。
 
 日本と南米のカップウイナーが対戦する大会で、08年から開催されて今回10年目。昨季のルヴァンカップ優勝を果たした浦和レッズと、「悲劇の優勝」から復興を遂げたブラジルのシャペコエンセが対戦する。
 
 記者会見には、日本サッカー協会の田嶋幸三会長、スルガ銀行(株)岡野光喜代表取締役会長兼CEO、そして浦和のふたりが参加。
 
 田嶋会長は「シャペコエンセは初の決勝に向かうチャーター機で痛ましい事故に遭ってしまいましたが、そこから見事に建て直し、このスルガ銀行チャンピオンシップに臨むことになりました。サッカー界において、歴史に残る素晴らしい試合になることは間違いないと思っています。勇気と希望、リスペクト溢れる試合になる」と、この一戦の位置づけを語った。
 
 また、岡野CEOは「記念すべき10回目。真剣勝負から多くの感動を学ぶ、夢や希望が膨らんでいきました。熱戦を楽しみにしています」と期待した。
 
 さらに、南米サッカー連盟のアレハンドロ・ドミンゲス会長、シャペコエンセのプリニオ・ダビド・ジ・ネス・フィーリョ会長、エウトロペオ監督のメッセージが紹介された。
 
 昨季事故に遭ったMFセルジオ・マノエウ、MFジルが12~13年に在籍したクリチーバ時代の同僚だったというR・シルバは、「ふたりはとても親身になって世話をしてくれたので感謝しています」と振り返るとともに、この一戦に向けて「スペクタクルで、心にずっと残る試合になると確信している。母国のチームと対戦できるのは楽しみで、ブラジルの魅力を伝え、楽しんでいただきたい」と抱負を語った。
 
 またペトロヴィッチ監督は「我々の歴史のなかで初めて参加できること栄誉に思う。意義深い一戦になる。ブラジルのチームと私たちが対戦すれば、面白いゲームになると思っている。日本のJリーグがこういったサッカーをできるんだと、世界に発信できる機会にしたい」と意気込みを示した。さらに「ホスト国として、ホームチームとして、シャペコエンセを心より歓迎して、浦和に来てこの大会に参加することを楽しんでいただきたい」と来日を歓迎した。

 09年に神戸を率いたカイオ・ジュニオール監督が、昨季の事故で亡くなっている。J1で対戦経験があるが、「とても人間性が溢れ、そういった面を生かした指導をされていた印象が残っている」と思い出を語った。
 
 チケットは各種プレイガイドなどで発売中。10周年を記念した来場者特典、イベント開催なども予定されている。南米と日本の関係を改めて確認するとともに、より強くする、Jリーグにとっても、歴史に刻まれる一戦になりそうだ。
 
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)

最終更新:7/28(金) 18:41
SOCCER DIGEST Web