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整形美女に成り上がった女子の、ブレないポリシーと驚きの金銭感覚 両親の愛も祖母の形見も手術費に

7/18(火) 19:01配信

現代ビジネス

 鈴木涼美さんが独自の夜人脈を駆使してオンナのお金の稼ぎ方・使い方を取材考察する本連載。今回は、親からもらった資格取得用の費用、祖母の形見を質屋に入れたお金、風俗で働いた給料をつぎ込んで整形美女へと成り上がった女子のお話です。

水モノのお金は身に付かない?

 悪いことをして得たお金はあまり長く持っていたくないという深層心理があるからすぐに手元からなくなってしまう、水モノのお金は身につかない、簡単に稼いだお金は結局簡単になくなる、などなどどれも手垢にまみれた表現だが、同様のことはよく言われることだし、私もしょっちゅう年配者たちにそう諭されて生きてきた。

 おそらく、簡単に稼いだ金が簡単に使われてきた史実はあるのだろうし、それはその通りだと思う。

 ただし、それは別にそのお金が簡単に稼いだから呪われているとか価値が低いとかっていうよりも、簡単に稼げたのだからまたなくなったら稼げばいいという類の理由であって、比較的ポジティブに私には受け取れる。

 苦労人ってお金持ってからも財布の紐が硬かったりするし、景気の良い風俗嬢がすっからかんになるまで酒を飲めるのも明日もまた日払いが入って来るし、すぐに取り戻せるという余裕があるからだ。

 便宜的に、本業の収入で生活費をまかない、例えばFXや副業で稼いだ分は貯金したり遊び代にしたりする、使い分けをしている人は多い。

 でも実際は本業で汗水垂らして稼いだお金も、パパから毎月振り込まれるお手当も、趣味のFXで臨時的に儲かったお金も、別に色がついているわけでも、重みに違いがあるわけでもない。別に、自分の稼いだ自分のお金をどれだけ、何につぎ込むかは自由ではある。

 ただ、例えば父親の葬儀の際に受け取った香典を袋に入ったままカバンに詰め込んでホストクラブに行ったとか、親の遺産をインターネットカジノに突っ込んだとかいう話に人は顔をしかめがちである。

 だからと言って香典の正しい使い道はなんなのかもわからないし、インカジに突っ込んで差し支えない収入とはどんな収入なのかと聞かれても微妙だ。

 そもそも人が顔をしかめているのは、親が死んだ日にホストクラブに飲みに行ったとか、インカジにはまっているだとかいうことに対してであって、そこで使ったお金の出どころではないのかもしれない。

 基本的には別に誰がどこで散財していても問題視するつもりはないのだが、では自分は香典を持ってパチンコやホストクラブに行くかというと私はNOだし、否定的な人が多いとは思う。それはおそらくモラルとか罰当たりだとか罪悪感とか、そういう私たちの心の良心がなんとなくそうさせないのだ。

 ただ、人は慣れるものだし、意識的にお金の出どころを忘却することでいくらでも逞しくなれる。

 別に全てのホストがいちいち、このお金はあの子がオヤジに身体を舐められて稼いだお金である、とか思って重たい気分で裏スロットに行っているわけではないし、女子中学生たちが原宿あたりで世界で一番不要だけど世界で一番可愛い物品を買うときに、このお金は父親が嫌味な上に年下の上司に頭を下げまくって稼いでいるお金だ、とか思っているわけではないだろう。

 特に、焦燥感を持ってお金をつぎ込む先がある人というのは、そういった忘却が得意だ。ホストやギャンブルもそうであろうし、アイドルのおっかけや貧乏人の素敵女子コスプレもそうだろうが、私の友人史上最も顕著に「お金に色はついてない」の思想を貫いたのは、ホス狂いでもギャンブル依存でもなく、ただただ可愛くなりたかった女子である。

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最終更新:7/18(火) 19:01
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