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良いリーダーはどんな行動をとっているか/consumed by(で頭がいっぱいになる) - ロッシェル・カップ TEDで学ぶLive English

7/18(火) 16:40配信

ニューズウィーク日本版

【今週のTED Talk動画】
What it takes to be a great leader
https://www.ted.com/talks/roselinde_torres_what_it_takes_to_be_a_great...

登壇者:ロザリンデ・トーレス

リーダーシップの専門家であるロザリンデ・トーレス氏は、1年間休業して世界中を飛び回り、素晴らしいリーダーは果たして一体どのような行動をとっているのかを研究した。このTEDトークでは、彼女がそこから学んだことが紹介されている。

トーレス氏によれば、良いリーダーというのは、自社のビジネスモデルあるいは自分の人生における次の変化を予測するために、まず自分の周囲から多くの情報を集めようとする。速いスピードで変化を遂げる現代に必要とされる、重要な姿勢だ。

そして、自分の周りにできるだけ多様な人材を集め、彼らから学ぼうとする姿勢も良いリーダーの特徴であるそうだ。というのは、自分と似たような人で周りを固めると、刺激が不十分になると彼らは考えるからだ。

そして良いリーダーというのは、今まで採ってきた方法を単にそのまま続けるのではなく、リスクをとって新しいことに挑戦するのを厭わない。そうすることによって飛躍が達成されるからだという。

トーレス氏によると、21世紀の素晴らしいリーダーたちは、こうした行動を取って自分を磨いているそうだ。そのため、これはリーダーになりたい人にとっては、ヒントの多いTEDトークだと言える。

【参考記事】女性はなぜ「リスクを取る勇気」がないのか/gravitate towards(引き寄せられる)

キーフレーズ解説

consumed by
~で頭がいっぱいになる
(動画3:12より)

consumed byの文字通りの意味は「~によって消耗される」。例えば、The forest was consumed by the fire.(森は火事によって消滅された)となります。しかしながら、このTEDトークでは比喩的な意味で使われており、ここでは「~で頭がいっぱいになる」や「~で夢中になる」という意味を表します。

このTEDトークでは、トーレス氏がリーダーシップに関する質問でwas so consumed by(~であまりにも頭がいっぱいになった)結果、それをフルタイムで研究するために休業した、という使われ方をしています。

ここでいくつかこの表現を用いた例を紹介します:

●After cheating on the test, he was consumed by guilt.
(試験でカンニングした後、彼は罪悪感で頭がいっぱいになった)

●She sat crying on the sofa, consumed by grief.
(彼女は泣きながらソファーに座り、悲しみでいっぱいになっていた)

●He was so consumed by his work that he forgot to eat.
(彼はあまりにも仕事に夢中になるあまり、食べることを忘れていた)

【参考記事】良い人生とは何か、ハーバード75年間の研究の成果/wildest dreams(無謀な夢)



登場するボキャブラリー

【off-site】会社の外、例えばホテルの施設などで行われるセミナーやワークショップ。トーレス氏は、多くのトレーニングプログラム、off-sites、アセスメントやコーチングを実施しても、素晴らしいリーダーを十分に育成できない会社があると言います。

【distill】抽出する、抜き出す。トーレス氏は、1年間にわたる研究から、成功しているリーダーの素質をdistillしたと言います。

【false positive】偽陽性、誤判定。トーレス氏によると、伝統的なアセスメントからfalse positivesが出てくる危険性があるそうです。

【lull】安心させる。トーレス氏が警告するのは、アセスメントには、それで良い点数を取った人は十分に準備ができているとlull(安心させてしまう)恐れがあることです。

【course-correct】軌道修正をする。トーレス氏によると、良いリーダーはトレンドを把握し、それを参考にcourse-correctをするそうです。

【good ol' boy network】男性の仲間、特に同じ学校や職場にいたために付き合いが長く、お互いに助け合っている人たちのこと。トーレス氏は、多くの組織にgood ol' boy networkがまだ生きていると指摘します。

【usual suspects】馴染みの面子、定番の人。トーレス氏によると、リスクをとる際、それを応援してくれる人は自分のネットワーク内にいるusual suspectsとは違う人になるはずだと言います。


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