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40人に3人いるのに、誰も知らなかった「発達性読み書き障害」の実体験漫画に注目! 【前編】

7/18(火) 13:10配信

ダ・ヴィンチニュース

 ここ数年、関連書籍やメディアの影響で発達障害に注目が集まっているが、まだまだ知られていない障害がある。40人のクラスに3人いるといわれている「発達性読み書き障害(発達性ディスレクシア)」もそのひとつだ。漫画家の千葉リョウコさんの長男・フユくんが、その診断を受けたのは小学6年生のときだった。誰もが読み書きを覚え始める成長期に、その障害を見極めるのは難しい。千葉さん親子はどのようにその障害と向きあってきたのだろうか? WEB連載で話題沸騰となった実体験漫画をまとめた『うちの子は字が書けない (発達性読み書き障害の息子がいます)』(ポプラ社)発売にあたり、話を伺った。

――「発達性読み書き障害」という言葉自体、日本ではあまり知られていないので、成長過程にある子どものその可能性に気づくのは、なかなか難しいですね。

千葉リョウコさん(以下、千葉) フユくんの場合、小学2年生から漢字がぐっと難しくなって、1ページ書くのに1時間以上かかるようになったんです。その頃からはっきりと、おかしいな?と感じはじめました。もともとマイペースで人との関わりが少し苦手だったり、こだわりが強いところがあったりしてグレーゾーンなのかな? と思っていて。字が書けないこともその特徴のひとつなのかな? と。ところが実際は「発達性読み書き障害」で、いざ調べようと思っても、当時は関連書籍が専門書しかなく、読んでも難しくて頭に入ってこなかったんです。そこで今回、そのことに特化した漫画を描きたい、と。

――40人に3人の割合で読み書き障害の子がいるということも、この本ではじめて知りました。

千葉 子どもの障害や療育のことをよく勉強しているお母さんからすると、「なんでもっと早く気がついてあげられなかったの?」と思われるかもしれないという不安はありました。でもきっと大半の人は、読み書き障害なんてまったく知らなくて、自分の子どもがそうだと言われても寝耳に水だと思います。この漫画が、その方たちの気づきのきっかけになればいいんじゃないかと思っています。

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株式会社KADOKAWA

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