ここから本文です

広島OBが語る「今年の広島カープが強打を誇る理由」とは?

7/19(水) 13:30配信

週刊ベースボールONLINE

ともに汗を流してきたからこそ、強豪となったチームへの喜びはひとしだ。2014年に引退した球宴のスペシャリスト・横山竜士氏と、16年に引退した15打席連続出塁の日本記録保持者・廣瀬純氏。両者に“強力”広島打線に関して語り合ってもらった。

究極的に嫌なバッターである三番・丸

廣瀬 野手はやっぱりタナキクマル(田中広輔、菊池涼介、丸佳浩)の活躍が大きいですね。3人での点の取り方の速さ。いやらしいバッティングをするし、進塁打で最悪でも二塁に送ったり、役割をすごく理解しています。流れをすごく作ってくれていますよね。ただ、その中で菊池がちょっと、状態が今一つですけど。

横山 WBCの影響なのか、開幕から出遅れた感はあったよね。

廣瀬 ありましたね。体重も減ってしまったみたいですし。

横山 シーズン中でも見ていて痛々しいくらいに足を引きずって走っていたこともあった。

廣瀬 菊池が出場しないときに守備が崩れて負けてしまった試合を見ていると、菊池の守備力は大きいとあらためて感じます。

横山 攻撃でも、昨季のいいときなら田中が塁に出ると、右打ちで一、三塁にしてクリーンアップに回していたんだけど、それと比べると一、二、三番のつながりは弱いかな。だけど、丸がそれ以上にすごかった。

廣瀬 ランナーを置いてからのバッティングが良くなったのは、タイミングの取り方を変えたからだと思います。相手投手がセットポジションの場合、昨季よりも手の位置を上げてトップを早く作っている。それはキャンプ中から取り組んでいましたね。ヒッチさせる場所を状況によって変えている。無走者用とランナーがいるとき用のバッティングを使い分けているし、タイミングが合わないときは無走者でも早めに始動したり、柔軟に対応しています。6月16日のソフトバンク戦(マツダ広島)ではレフトに3打席連続本塁打を打ちましたし、反対方向への打球がすごく伸びるようになりましたよね。

横山 ピッチャーから見ると、丸は究極的に嫌なバッターだよ。ボール球は振ってくれない。甘い球はミスショットをしない。長打はあるし、塁に出れば足がある。本当に気の抜けない三番だと思う。打線の調子が上がらなくても丸だけは勝負強い打撃をしていたから。

1/2ページ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

カープ&ホークス ペナント制覇!
広島・ソフトバンクの歓喜の優勝シーン
祝勝会&優勝会見再録