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「ナッツ」にご用心! 美容やダイエットの味方のはずが…〈週刊朝日〉

7/21(金) 7:00配信

AERA dot.

 7月22日は、ナッツの日。ビールのつまみにしたり、サラダや炒め物に入れたり。おいしくて栄養バランスも良く、ナッツは夏バテ対策にも最適だ。ブームとはいえ、食べすぎにはご用心。というのも……。

【主な脂肪酸の種類と多く含まれている食品はこちら】

 店頭に並ぶ素焼きアーモンドのパッケージ表示を見てみる。1袋(100グラム)は637キロカロリー。袋から1粒ずつ取り出して全部数えると85粒。1粒7.5キロカロリーの計算だ。

 ご飯1膳を250キロカロリーとすれば、1袋の3分の1ほどで、1膳分になってしまう。慶応義塾大学医学部化学教室の井上浩義教授は「ナッツはカロリーが高いため、摂取量には注意が必要です」と話す。

 カロリーだけでなく、脂肪分にも気をつけたほうがよい。

 麻布大学生命・環境科学部の守口徹教授は「良質な脂質が含まれているから、ナッツを積極的に食べましょうと考えるのは間違い」という。その理由として、ナッツはオメガ6系の脂肪酸を多く含むことを挙げる。

「ウォールナッツ(くるみ)は、オメガ3系の脂肪酸をナッツ類で一番多く含んでいます。ただ、その量は菜種油程度。その約5倍ものオメガ6系の脂肪酸を含んでいることを知っておくべきです」

 オメガ3系とはαリノレン酸などで、オメガ6系はリノール酸など。ともに体内で作り出せず食品で補う必要のある「必須脂肪酸」。ただ、オメガ6系は加工食品などで多く使われ、過剰摂取による健康被害の恐れが指摘されているのだ。

 守口教授によれば、オメガ6系のくるみより、オメガ9系のオレイン酸などを多く含むヘーゼルナッツやマカデミアナッツのほうが、油の種類から見るとまだ良いという。オメガ9系は、悪玉コレステロールを下げることが報告されている。

 油には注意が必要だが、ナッツを食生活にうまく取り入れ、美しさを保つ女性もいる。栄養コンサルタントのエリカ・アンギャルさん。「ナッツを食べると、食欲を刺激するホルモン(グレリン)が抑えられます。正しくとれば、ダイエットの味方になります」

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最終更新:7/21(金) 12:29
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