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「忍びの国」の主人公は「まんま大野智くん!」知念侑李との関係性にも注目[ジャニ読みブックガイド第5回]

7/19(水) 16:00配信

Book Bang

「忍びの国」の主人公は「まんま大野智くん!」知念侑李との関係性にも注目[ジャニ読みブックガイド第5回]

 偽りだらけの浮世でもこの愛だけ信じている皆さん、こんにちは。観たよ、観てきたよ話題のあの映画! 書きたいことがたくさんあるんで、前振りなしでいきなり始めます。

■嵐・大野智主演、Hey!  Say!  JUMP・知念侑季出演! 「忍びの国」

 現在絶賛公開中の映画「忍びの国」(東宝)の原作は、和田竜の同名小説『忍びの国』(新潮文庫)。
 舞台は戦国時代、忍びの者たちが暮らす伊賀の国。伊賀者どうしの小競り合いで弟を殺された下山平兵衛は、金に汚く人命を何とも思わない忍びたちに愛想を尽かす。こんな国は滅ぶべきだと、隣国・伊勢を乗っ取った織田信長の次男・信雄のところを訪れて「伊賀を攻めて欲しい」と願い出た。だが、忍びたちの作戦は……というのが小説・映画両方に共通する設定。織田信雄軍が伊賀を攻めた「第一次天正伊賀の乱」が題材だ。

 この作品、経緯がちょっと変わっている。もともとシナリオライターである著者がまず2005年に「脚本・忍びの国」を書き、小説に書き直して2008年に出版。その小説を読んだ中村義洋監督が感動して映画化を決め、あらためて和田竜が脚本を書き直したという、ぐるっと一周したみたいなことになっているのだ。
 最初に書いた脚本は『忍びの国 オリジナル脚本』(新潮社)として出版されているので、今回の映画と比べてみるのも一興。

 つまり映画の脚本も小説も同じ人が書いてるわけで、「原作とイメージが違う」といった心配はまったくない。もちろん映画での改変はあるんだけど(それは後述)、話の流れやテーマはまったくブレてないので、小説が先でも映画が先でも、どちらでも違和感なく楽しめるようになっている。

 その上で、映画・小説ならではの技法もある。テーマは映画の方がわかりやすく映像で演出されているし、大勢の忍びたちが怒涛をうって戦場に集結する場面や大人数での殺陣など、壮大且つスピーディな迫力は映像ならでは。逆に小説では、地の文に文献や史料からの引用がたくさん入るのが特徴だ。人物の言葉遣いが現代的な分、地の文の硬さでいい感じにバランスをとっている。これは映像では再現できない。映画・小説ともにそれぞれの武器を活かしてるのがよくわかる。

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最終更新:8/2(水) 16:33
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