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マイナーチェンジしたホンダ・グレイスは、小さな高級車に近づいた!

7/19(水) 8:03配信

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前後のバンパーデザインを変更し、燃費性能を向上させただけでなく、先進安全装備「ホンダセンシング」を搭載するなどのマイナーチェンジを受けたホンダ・グレイス。

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2017年7月7日より発売開始となっている、グローバル・コンパクトセダンに試乗することができました。



事前情報から、前後バンパーの意匠を変えて燃費性能を少々上げた程度のマイナーチェンジと思っていましたが、乗り出すとかなり雰囲気が違います。ボディサイズを感じさせない、ワンランク上のサルーン感があったのです。

とくに違いを感じたのは加速がスムースで、しかもキビキビしていたところ。だからといってシフトショックが気になることもありません。ホンダ独自のDCTと駆動モーターを組み合わせた「スポーツハイブリッドi-DCD」のパワートレインの明確な進化がありました。

それもそのはず。i-DCDを構成する7速DCTの変速比は大きく変わっています。

■グレイズ・ハイブリッド 変速比 ※()内はマイナーチェンジ前
1速:4.192(4.148)
2速:2.266(2.007)
3速:1.642(1.481)
4速:1.118(1.098)
5速:0.810(0.810)
6速:0.616(0.605)
7速:0.446(0.446)
後退:3.355(3.211)

もともと変速比幅が9.3とワイドレンジで、それを7速で区切っているだけなのでステップ比が大きめになるのは仕方ありませんが、1~4速のギア比が離れていたため市街地での発進加速に起きるギクシャク感が気になる傾向にありました。

しかし、新しいDCTでは変速比幅をわずかに広げながら低速ギアを微妙に近づけることで、スムースな加速フィールを実現しているのです。

ちなみにタイヤサイズも最終減速比もマイナーチェンジ前後で変わっていませんから、乗り味の違いはDCTのギア比変更によるところが大きいといえます。



さらに、新しくなったハイブリッドシステムは全高がフィットより低く空気抵抗の小さなボディに、ベーシックグレードで34.8km/L、16インチタイヤを履いている最上級グレードでも32.4km/L(いずれもJC08モード)と、優れた燃費性能を実現させています。

進化したのはパワートレインだけではなく、先進安全装備も充実しています。ミリ波レーダーと単眼カメラを使う「ホンダセンシング」を幅広いグレードに標準装備したことも注目です。

コンパクトセダンといっても、ホンダセンシングの機能を制限しているようなことはありません。ACC(追従クルーズコントロール)、LKAS(車線維持支援システム)、誤発進抑制機能、歩行者事故低減ステアリング、路外逸脱抑制機能、先行車発進お知らせ、標識認識機能と充実した安全性能を実現しています。さらに夜間の視界を確保する「オートハイビーム」も備えています。



最上級グレード「ハイブリッドEX」には、LEDフォグランプや遮音機能付きガラスを標準装備、本革シートもオプション設定。5ナンバーサイズの小さな高級セダンとして、ダウンサイジング指向のユーザーも満足できるキャラクターとして成長していることが実感できたのです。

■ホンダ・グレイス・ ハイブリッドEX ホンダセンシング(FF)主要スペック
車両型式:DAA-GM4
全長:4450mm
全幅:1695mm
全高:1475mm
ホイールベース:2600mm
車両重量:1190kg
乗車定員:5名
エンジン型式:LEB
エンジン形式:直列4気筒DOHC
総排気量:1496cc
最高出力:81kW(110PS)/6000rpm
最大トルク:134Nm(13.7kg-m)/5000rpm
モーター型式:H1
モーター形式:交流同期電動機
最高出力:22kW(29.5PS)/1313-2000rpm
最大トルク:160Nm(16.3kg-m)/0-1313rpm
変速装置:7速DCT
燃料消費率:32.4km/L (JC08モード)
タイヤサイズ:185/55R16 83V
メーカー希望小売価格(税込):2,353,320円



(写真:門真 俊/文:山本晋也)

最終更新:7/19(水) 8:03
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